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週刊平塚新聞。

平塚からこんにちは。

5月18日月曜日。
今日はどんよりとした重たい空気に雨模様。

重ためな?一週間のはじまりです。

コロナ騒動ですっかり自宅作業が定着してきた今日この頃です。
私の近況はといえば、DIY熱は冷めることをしらず。トイレやらキッチンやら、次は洗面所!と水回りのグレードアップに余念がありません。

さて最近、
ぼくと友人Fの家の間に友人M夫婦が引っ越してきました。(引っ越してきたと言っても、平塚内での移動なのだが)

徒歩30秒の場所に友人が引っ越してくるというのはけっこうな力がある。
平塚に住んでいてよく思うんだ。近さはパワーだ。

物理的に近いというのはなかなかの威力がある。
ちょっとしたことも一緒に行いやすい。共有しやすい。

”離れていても”
”どこにいても”
なんて枕詞が多様される世の中だけど、
近いことのパワーは依然として絶大だ。


というわけで、友人M夫婦の家のDIYを手伝っている。
ちなみに昨日は壁紙を貼った。
壁を塗ることは自宅でもちょこちょこ経験済みだが、壁紙を貼ったのははじめてで、いい経験になった。

壁紙の裏面のノリのぶにぶにとした感触が少し気持ち悪い。

そんな感じで家づくりに勤しんでいた日曜日だったわけだが、
友人M(夫)が「雨戸の戸袋に鳥の巣の残骸みたいなものがあって雨戸が閉まらないんだ」と言い出した。

ほう。

ということで、いったん手を止めて、戸袋の掃除にナチュラルに移行。
戸袋を箒の柄の部分でがさがさとほじくる。
出るわ出るわは枯れた草木。(鳥の巣に使用されるあの小麦色のわらみたいなやつです)
あれがたくさんたくさん、
もうこれでもかってくらい戸袋につめこまれてて
「想像以上に入ってる!」とか言いながら掃除を進めていたその時。

友人M「え」

わたし「え?」

友人M「え?ちょっと見えた」

なにが見えたんだなんだなんだ!
と、おののく私の目に飛び込んできたのは鳥のヒナの姿だった。

「え?生きてるの?」

やさしく触れると反応するヒナ様。

「え!生きてる!!」

「ここ(戸袋)、空き家じゃなくて現在進行形の家やん!」

ということで、戸袋の巣は、廃墟ではなく、今も鳥さんが使用している入居済み物件だったのです。

巣には卵もありました。

悩んだ結果、できるだけ元通りにしておいて親鳥が戻ってくることに賭けることにしました。

ピー助。。
すまん。

友人M(嫁)「ちゃんと戻ってくるかなー?」

などと心配しながら、おとなしく壁紙を貼る作業に戻りました。

数時間後、
作業の合間に戸袋のあたりを見に行った友人M(嫁)が親鳥らしき姿を確認。

それを聞いてちょっとホッとして。
また壁紙貼りに集中。

夜はみんなでピザを食べて、また少し作業をして。帰宅。

そんな週末でした。


それにしても、野生の?鳥のヒナなんてはじめてみました。
ちいさくて、でも確実に生きていた。おなかがふうかふうか上下していた。
まだ目は開いていなくて。
「わぁ生きてるー」って。なんだかとても心が揺れました。


友人らとつくる、暮らしのワンシーンに命の感動を味わう週末。
些細な事とも、大事件とも分類できない出来事に、心が感じたワンダーをよく覚えておきたいなと思ったのでした。


お読みいただきありがとうございます!