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【闘病日記】職探し

 昨日はひどい気分で、仕事を休みました。
 家にいてもどうしようもないので、車で外に出かけました。
 道の駅で、特産物を試食し、その後、ハローワークへ行きました。

 途中、コンビニでタバコを買い、吸いました。
 禁煙中でしたが、もうどうしようもない気分だったので、解禁しました。

 ハローワークでわたしは「納棺師になりたい」と相談しました。
 納棺師、詳しい職務内容はわかりませんが、なんとなく、憧れていたのです。

 職業安定所の担当職員が、「もっくん?」と言いました。
 そうです。
 もっくん。本木雅弘主演の映画『おくりびと』のことを言っています。

映画『おくりびと』

 納棺師がテーマの映画です。
 死んでいったものの体を清め、棺に納めることを生業とする仕事です。

 わたしは、統合失調症です。
 生きることが、永遠のテーマで、生きづらさを感じながらも自分が生きていく道を探しています。
 
 そこで、「死」と向き合う仕事についたなら、「生」を見られるのではないかなと思ったのです。

 ただ、わたしは病気持ちなので、普通の人のように働くことができません。
 そこで、職業安定所の職員さんに相談していたのです。

 担当の職員さんはわたしが病気持ちであることを知っているので、親身になって話を聞いてくれました。

 いくつか葬儀に関する仕事をピックアップしてくれて、詳細の用紙をもらってわたしは帰りました。

 ハローワークを出ても、気持ちは晴れなかったので、わたしは温泉へと向かいました。

 所持金は三千円。

 節約して生活するつもりでしたが、今日の気分がどうしようもなく気持ち悪かったので、お金のことは気にしないで温泉に入りました。

 そこで、4時間位ゆっくりします。

 とんぷくの薬を飲んでおきました。

 温泉を出たあと、わたしは牛丼を食べに行きました。

 所持金は700円です。

 そのうちの590円を使って牛丼を食べました。

 もう、お金はないです。

 ひどい気分だったので、家に帰ったら薬を飲んで床につきました。

 翌朝、目が覚めると、幾ばくか気持ちが落ち着きました。

 そうして、いまこれを書いています。

 果たしてわたしは納棺師なんてものになれるのでしょうか。

 わかりません。

 気長にやっていきます。

 読んでくれてありがとうございます。

 

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