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Global と Local/Country の間で泳ぐ

Global な企業で働いてきた経験より、そういった環境で働く時に大事な事を紹介させて頂く第四段だ。
社会もglobal 化が進んでいる一方、世代間という事でも超長寿社会になり様々な年代の方がいる社会になってきていることもあり、みんなにとってより活用出来る事にだと思う。

文化の違い、適応力、共通理解について話を今までしたが、今回はグローバル企業の目標とローカル地域、各マーケットでの実情の間の管理だ。
最近ではグローバル企業も、時差や、組織の大きさから各大陸などによる地域事業本部制を導入している。そういったマトリックスな組織の中で、指示系統も複雑にマトリック化されている。つまり市場に届く指示が複雑化されている。一方、専門性が出てくる為、情報ソースとしてはこういったインプットは多いのは助かる。

グローバルが大きな方向性を出す一方で、各地域はニーズなどをインプットし将来の絵を描いていくのだろう。この両輪をしっかりと進めないとビジネスの将来に不安を感じさせる。大手グローバル企業の場合は、ローカルのインプットが、それ程強く無くとも、企業の地力で乗り切れるのだろうが、各マーケットでのプレーヤーは、誰がやっても同じ絵になるのでは、面白みに欠ける。グローバル、地域の戦略に如何に参画出来るか?あるいは、自分の市場の絵をどう書けるのかが、地域、マーケットで貢献する醍醐味になる。
顧客重視と言いながら、本社、本部のボスの顔ばかり気にしていて、楽しく仕事が出来るのか、と感じた。顧客のニーズを把握し、市場の慣習慣行、規則、規制などを理解し、自分の市場の方針、ビジョンを本社、本部に理解させて優先する事項を共有し、しっかりと市場の事を理解させ本社本部の期待を、市場のレベルに浸透させて市場での優先順位を築き行動へと落とし込んでいく事だ。

本社本部と顧客の両サイドからの要望は深く複雑になってくる。
だから、常に本社本部と話し合わなければならない。決して悪いことをしようと思って行動は起こさないだろう。しかし、この話し合い、擦り合わせを疎かにすると、本社本部と意向と少しづつズレが生じてくる。話し合い、すり合わせでこのズレを認識し合う事が大事だ。これを怠るとギャップが日々大きくなる。良い結果が出れば良いが、で無ければ、このギャップの責任を取る必要が出てくる。

操り人形では面白くない、自分の描く目標を大事に仕事をしていきたい。自分のやりたい事を、しっかりやる事が成功への大事な鍵だから。

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