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タイムスリップおばあちゃん

私は都心に勤めているしがないサラリーマンでして、毎朝毎晩体が宙に浮くんじゃなかろうかという具合の満員電車に乗り通勤をしております。(現在はコロナの影響により在宅勤務です。)

当然ながら会社がある駅も決してオフィス街ではないものの、多くの人が溢れ返り、満員電車でのストレスを抱えたままの人たちがゾロゾロと降車して勤め先の会社に向かうのです。

そんなほぼ会社勤めの人の中に朝も早くから活動するおばあちゃんが一定数混じってるのですね。
(あのおばあちゃんは一体朝も早くから何をしてるんだろう。ということはさておき。)

会社に向かう道中でもそのおばあちゃん達は他の人達と変わらない、何なら他の人よりも速い速度で歩いているので、都会のおばあちゃんは元気だなぁと思いながら私もおばあちゃんに追走するのです。

この毎朝のおばあちゃん追走ゲームをしてる時に発生する現象なのですが、おそらく20人に1人くらいの割合ですかね、急にピターッと止まるおばあちゃんがいるのですよ。
おそらく人生において一度はこのシーンに遭遇したことがあるかと思います。

距離が近いおばあちゃんなら危うくぶつかりそうになるわけですが、そのおばあちゃん達は別に何をするわけでもなくピターッと止まったままなんですよね。

あの現象は何なんだろうなぁと思ってるのですが、僕の中で一番有力なのはタイムスリップしてるんじゃなかろうかという説ですね。

70〜80年という長い人生を歩んできたわけですから、過去に回顧してるんじゃなかろうかと思います。

おそらく1分くらいのタイムスリップですが、現実に戻ってきたおばあちゃんは何事もなかったかのようにまた同じスピードで歩み始めるのです。

ここで一つ疑問なのはこれはおばあちゃん特有のものであって、おじいちゃんの場合この現象は見られないのですよね。何なんでしょうね。

もし道中にピターッと止まっているおばあちゃんがいたらそこは温かく見守ってあげてください。
(体調が悪いこともありますのでその場合は早く声をかけてあげてください。)

本日は以上です。
早くコロナが落ち着いてまたタイムスリップおばあちゃんに出会えるといいな。

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