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テレビドラマ「きのう何食べた?season2」の感想

今年の秋は「きのう何食べた?season2」で
涙腺崩壊でした。
安達奈緒子さんの安定の脚本に寄り添うように
三人の監督がそれぞれの目線で
シロさんとケンジの世界線を深く甘く優しく
伝えてくれた。
平田大輔監督がありふれた日常のあちこちに
シロさんを想うケンジの優しさが
溢れている毎日を撮ってくれた。
松本佳奈監督が、シビアだけど
自分だけの愛の矜持がある玲子さんの視点に
なって間違いを許せる様になる為に別れる事も
あるってことを、
人は自分の知らないところで誰かを
傷つけてるかもしれないよってことを、
千波さんを通して私たちに知らせてくれた。
決断の時相手の何を思い出すかって話に
シロさんが「タマネギ」って答えた時は
泣けたさ。
新しいことをしてみようって
一歩を踏み出す勇気を与え合う感じ。
お互いの変化を認め許し合うこと。
カメラを通して伝わる伝わる。

遺影を撮るとか子供に先に逝かれるとか
老い支度とかの重くなりがちな話題を
湿っぽくなり過ぎず
ほんの少し笑いを含め、淡々と話を進めながら
「他人でも身内ってことあると思う」っていう
ケンジのお母さんの言葉に
ウルッと目を潤ませるシロさん。
いつもいつもシロさんがケンジの好きな物を
意識して買い物してる様子を
富永夫婦から聞いた時のケンジのあの顔。
こっちまで幸せのお裾分け貰っちゃった。
遺産ってお金だけじゃなくて
気持ちも残すってことだと教えてくれた
中江和仁監督。
最後はしっぽり泣かせて貰いました。
ちゃ〜んと出会えた小日向さんと航くん
富永家族と皆んなで会いたかったって
いじける航くんが愛し過ぎた。
作ってみたくなるレシピも沢山あって
同級生が亡くなって気落ちして帰ってきた
シロさんにケンジの作った鍋焼きうどん
あれは温まった(シロさんが)
お揃いのお弁当箱の、のり弁の上に乗った
おかずが全部美味しそー。
お互いの身体を思いあっての
ビーフシチューのクリスマスメニュー。
年を経て少し涙腺が脆くなったシロさん
ゲイバレを凄く嫌がっていたシロさんが
ポロっとケンジの存在を漏らしてしまう
のも八年という歳月を二人でゆっくり歩いて
きたからなのかなー。
あぁ、あっという間に最終回きちゃったよ
寂しい〜😢

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