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2018年のベストコピー。

本日が稼働最終日である。公式には27日が最後だったけれども、いろいろな事情で今日になった。よくはないけど、よくあることだ。窓の外は雪が降り、外に出るのは億劫な気持ちだけど、これが最後なのだと気力を振り絞って打ち合わせに出ようと思う。

その前に。午前中が少し空いたので、今年一年の振り返りをはじめた。なんだかとっても働いた気がするけれど、実際どれぐらいの案件をやり遂げたのだろう。1月からの請求書をめくってみれば、なるほど45の案件に紐づいていた。

45

これが多いのか少ないのかは、人それぞれだと思う。ただ僕個人でいえばかなり多い。たぶん過去最高。売上も過去最高。細かい案件も少なくないけれど、総じて頑張ったじゃん俺、と褒めてあげられる程度には仕事した。

案件を振り返れば、北は新潟、南は長崎まで、いろんな場所に行った。業界も多種多様だ。たくさんの新しい方と出会って、一緒に仕事して、それが次の案件につながっていった。ありがたい限り。みなさん、来年もよろしくお願いします。

さて、どの仕事も面白かったし、自分らしくお手伝いさせていただいたことは間違いない。たくさんの人に喜んでもらえた自負もある。でも、もし2018年のベストコピーを決めるとしたらどの仕事か? と問われたら、自社の案件で大変恐縮だけど「左ききの道具店」だと答えるだろう。

左ききの道具店

名前を聞いた瞬間にすべてが理解されるコミュニケーションの早さ。業界(左きき界)を代表しうる王道感。名前の流通だけで効果が期待できる広告の費用対効果の高さ。などなど、自画自賛がすぎるけれど、とにかく、いい名前をつけたなぁと思っている。

ありがたいことに、SNSでも少しずつ広がっている(主にtwitter)。開設4ヶ月で2,000を超えるフォロワーがついてくれて、日々何かしらのコミュニケーションが生まれている。

twitterに関しては店主である妻の功績が大きい。というか、それがすべてだと言っていい。そして妻はツイッタラーになった。これはそのうちnoteにでも書こうと思う。

とにかく。何年か後に「そういえば、平成最後の年はどんな仕事をしたっけ?」と振り返る時に「そうだ! 左ききの道具店だ!」と思い出せるものをつくれたのはありがたいことだ。

本業にもいい影響はあって、一介のコピーライターである以上に「左ききの道具店をやってます」というだけで面白がってくれる人が増えた。SNSの運用やネット広告の使い方、問屋やメーカーからの仕入れ方などなど、自社で商売を始めるノウハウが溜まっていくのも楽しい。

まだまだ売上はちいさく、本業には比べるべくもない。でも、可能性の種に向かって時間とお金を投下できるのは大きな喜びで、僕はすごく嬉しいのだ。

そう、何かを作っていくのはこんなにも嬉しいことなのだ。日々、いろいろな案件の締め切りに追われてしまうけれども、クライアントと一緒になって、何かしら新しいものを作っていくことも同じように心踊ることなのだ。制作の世界に入って、最初の頃に感じた「つくる喜び」のようなものが僕の中に蘇ってくるようで、その意味でも自分たちが責任を負って何かを始めた意味はあるなぁと感じる次第。2019年はもっとそんな仕事をしようと思う。

みなさま、引き続きよろしくお願いいいたします。なんだか今年最後のnoteみたいな雰囲気ですが、たぶんもう少し更新します。

いただいたサポートは、本と娘との時間に使わせていただきます。