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左ききの道具店が、一周年を迎えました。

このnoteに書くには少し乗り遅れた感がありますが、2019年の8月13日「国際左利きデー」が左ききの道具店の1周年でした。

あっという間、というか、まだ1年しか経ってないの? というぐらい色々あった年でした。これを機に少し振り返ってみます。


■2018年8月13日 オープン


・妻は生まれてこのかた左きき
・左きき専用の道具にずっと興味があった
・でも、売っているお店は少ないし、買いたくならなかった
・だったら自分でやりたい

やろう

という、ひどく安易な始まりでした。当初の商品点数はわずかに4点。この月に売れたのはブレッドナイフ一本。売り上げは4,000円とちょっとでした。

今考えてみれば、こんな貧相な品揃えのお店から、よくぞ買っていただいた、という感謝しかないです。この頃の気持ちをまとめたnoteはこちらからどうぞ。


■2018年8月29日 最初のオリジナル商品「クリアファイル」発売
当初から、オリジナル商品をつくろう、と決めていました。とはいえ、当時は売り上げもなかったので、まずは軽いものから、ということでクリアファイルからスタート。どちらの利き手でも使いやすいユニバーサル使用のクリアファイルです。シロクマがかわいい。


■2018年8月31日 ツイッターでの最初のバズ
店長が購入した宝島社のムック本「左利きの本」の紹介で初バズ、と言えるツイートが生まれます。

この辺りからフォロワーが徐々に増加。ツイッターと左ききの道具店の親和性の高さを実感。本腰を入れ始めます。


■2018年11月14日 ツイッターでの初キャンペーン
3ヶ月弱かけて1,000フォロワー突破したので初めてキャンペーンを実施。このときはクリアファイルをプレゼントしました。どうなるかなぁ、小さいアカウントだし、大したことないよなぁ、と思いながらの実施でしたが、想像以上の拡散に。

このキャンペーン中にフォロワーは2,000を超えました。


■2018年12月6日 SHIBUYA TSUTAYA(東京 渋谷)で初ポップアップ
とあるイベントで出会ったSHIBUYA TSUTAYAさんからお声がけいただき、6Fレジ横スペースでポップアップを開催。まさか最初のポップアップを渋谷でやることになるとは思いませんでした。


■2019年2月19日 初のメディア取材「ORICON NEWS」
ツイッターで見つけていただき、初のメディア取材を受けました。とても丁寧な取材だったので、いろんな人に見てもらえたらいいな、なんて思っていたら、これがまさかの事態に(いい意味で)。。


■2019年2月19日 Yahoo! ニュース掲載
ORICON NEWSの記事が配信された同日、なんとYahoo!トップページにも掲載。あれよあれよという間に拡散しました。

フェイスブックでめちゃくちゃ懐かしい友達からメッセージが来たり、商品のほとんどが売り切れたり、梱包祭りに踊らされたりと、まさにYahoo!砲と呼ばれるに相応しいインパクト。このときの様子をまとめたnoteはこちら。そのあと、地元名古屋のFM局ZIP-FM、静岡のSBSラジオとメディア露出が続きました。


■2019年3月11日 オリジナル「左ききの道具箱」発売
個人的には、かなり気合を入れて作りました。道具屋として、キーとなるアイテムになっていく予定です。取材もがっつりしました。もしよければプロセスも見てもらえたら嬉しいです。

note(4連載です)


■2019年4月10日 国内独占販売「Schneider 万年筆 base 3カラー」発売
開店後、かなり早い段階から仕入れさせていただいていた、ドイツの文具メーカーSchneiderさんの左手用万年筆。当店では発売からずっと人気商品だったのですが、このタイミングで輸入代理店の厚意により、国内では初となる3カラーを独占販売させていただくことに。少しずつ、お店の独自性が強まっていくことを感じました。


■2019年5月30日 「月刊 電通報」5月号掲載
いちコピーライターとしては、思わずおお、、と唸ってしまう会社からの連絡でした。まさか自分の仕事ではなく、左ききの道具店で電通さんと絡むことになるとは、人生って面白いものです。こちらもありがたいことに色々な方に見ていただき「見たよ!」なんて連絡もいただきました。


■2019年8月13日 左ききの道具店1周年
そうして、一周年を迎えるわけですが、この日は「国際左利きデー」のため左利きへの注目度が特別高い日。店長からの感謝の手紙とともに投稿したツイートは、ありがたいことに多くの方の目に触れました。(この日の早朝にフォロワーが5,000を超え、日をまたぐ頃には6,000を超えるというミラクル!)


ここでピックアップした出来事以外にも、日々なにかしらの出会いや発見が生まれた1年でした。開店当初はたった4だった商品棚も、今では73に。1フォロワーから始まったツイッターも6,400を超え、今では集客と営業のほぼすべてを担うようになりました。売上はまだまだこれからですが、事業としての存在感は日に日に増しています。

左ききの道具店でお買い物していただくみなさん、サポートいただいているクリエイターの方、すべてのフォロワーの方には感謝しかありません。引き続き、ご愛顧をよろしくお願いいたします!

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そして、ここからは僕個人のあとがきです。

最近、とある銀行で話をしたときの話。2度目にお会いする担当者の方が、思い出したようにこう言ってくれたんです。

「実は、僕の兄が左利きなんです。この前、左ききの道具店さんを紹介させていただきました。さっそく見てみるよって。買うかはわかりませんが、喜んでましたよ」

他にも、こんな方がいらっしゃいました。

「左ききの道具店さんを知ってから、利き手を意識するようになりました」
「左利きさんがいたら、まず頭に浮かぶんですよ。すぐに紹介しちゃいます」
「右利きだけど、応援しています!」

少なからず支援いただける人がいて、それを広げようとしてくれる人がいる。この事実は、 まだまだ小さな僕らにとっては本当に心強く、そして灯台のようにこの先を照らしていただいているようで、店長と毎日のようにありがたいねぇ、と神棚に拝む老夫婦のように感謝しております。

さあ、次の一年。がんばっていきますか。

いただいたサポートは、本と娘との時間に使わせていただきます。