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計画運休。どうぞ皆様ご安全に。

台風6号が去ったと思ったら、次は台風7号。
季節のものではありますが、落ち着かない日が続きますね。どうか大きな被害が出なければよいのですが。

さて、今回の台風接近に伴って、鉄道各社など各所で「計画運休」のお知らせが出されている。

もはや最近では、こういった予想される自然災害等に対して計画運休することは、珍しいことではなくなったが、私が社会人になりたての頃などは、計画運休というのはあまり一般的なものではなくて、朝駅まで行って、電車が動いているかどうかを確認していた。数年くらい経って、SNSやネットで情報を確認するようになったが、それでも鉄道の運休は計画的なものではなくて、突発的なものであった。

大都市圏で計画運休が大々的にはじまったのは、2014年10月にJR西日本が台風19号の接近に伴って前日に運休の予告を行ったのがはじめだと言われている。


計画運休を予告しておいて、当日になってふたを開けてみたら台風などの影響がほとんどなくて「いやいや、運転できたじゃん」ということもあるので、今でも計画運休に対する賛否は両論あるらしい。

けれど、個人的にはこの計画運休はよい動きだと思っている。
前もって、交通機関の運休が分かっていると、会社や学校などは「明日は電車動かないから、自宅待機ね」のように、予め決めることが出来る。
もちろん、事前の対応方針は計画運休があろうとなかろうと、各組織主導で行うことが出来るのだけれど「交通機関が動いた場合は〇〇、動かなかったら□□」といった場合分けを考えないで済むので、シンプルになる。


別の観点で言うと、やっぱり人々の安全確保に大きな効果があると思う。
計画運休する交通機関の関係者は、全員とはいかないまでも、多くの人と休みや自宅待機にすることが出来る。ひょっとしたら動いているかも?と駅まで行く人を減らすことが出来る。なんとなく副次的に家から出る人がそもそも減りそうな気がする。

私は過去に一度、台風の日に2駅区間くらいを歩いて自宅まで帰ったことがあるのだけれど、あの時ほど怖いと感じたことはない。
雨風が強すぎて、傘なんて使い物にならないどころか、開いた瞬間に自分まで一緒に飛ばされそうになる。というか、風が強すぎて、何度か身体が浮いてしまいそうになった。さらに、強風の影響で、色々なものが飛んできて、折れた傘が顔に刺さりそうになったり。とにかく、台風みたいな自然災害の日には、安全な建物の中にいるのが一番良いのである。

計画運休で、予定の変更を余儀なくされている人。折角の夏休み、折角の帰省など、楽しいイベントをキャンセルしなくてはならなくなった人などたくさんいて、残念そうだなぁと思う。けれど、やっぱり安全第一には代えられないのだよなぁ。

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