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あなたは既に100万人に1人の人材になっているかもしれない話

100人に1人の人になる。

それが出来たら、また新たに100人に1人の人になる。

そして、もう1つ100人に1人を手に入れると、

100万人に1人の人材になれるらしい。


100万人に1人の人材は、日本に120人しかいない レアな人材ということで、希少価値があるので、ビジネスとして成立させることが出来る らしい。


はたしてそうなのだろうか。


100人に1人っていうと、日本には同じ知識や能力を持つ人が120万人くらいいることになる。

苗字で言うならば、
伊藤さん(約107万人)以上、田中さん(約133万人)未満といった感じ。
そう思うと、身の回りに結構いるなーと実感がわく。
クラスに1人いるわけではないけれど、学年には2,3人いる。


別の観点で考えてみよう。
100万人に1人ということは、
広島市(人口 約119万人)や仙台市(人口 約109万人)に1人しかいないということになる。
東京23区(人口 約971万人)だと、10人もいない計算になる。

100万人に1人がどれくらいレアなのか、なんとなく掴めてきた気がする。

しかし、
それがビジネスとして成立するかどうかは、他の要素も必要な気がする。

なぜなら、
100人に1人が保有するスキルや知識を3つ持ち合わせた、100×100×100人材だったとして、その3つのスキルの相関性というか類似性が高ければ高いほど、レアリティは下がる。

例えば、
左利きの人が世の中で10%くらいいるとする。
また、左利き用のハサミを保持している人が10%いたとして、
この場合、100人に10人×100人に10人で、計算上は1万人に100人(1%)の人材となるが、実際には、左利きの10人とハサミを保持する10人は同一である可能性が高い。すなわち、100人に10人と考えた方がよい。


要するに、
100人に1人の○○を複数持つことは大事なのだけれど、"複数"の組み合わせも大事。どれだけの100人に1人の○○がかけ離れているかが、レアリティに結びつく。
#この辺りは、著名な方がすでによく話している。


あと、
100人に1人というのは、そこまで珍しいものではない。
たぶん、当人からすると、当たり前レベルだったりする。

私の苗字カトウ(約88万人)は140人に1人くらいの割合だけれど、どこにでもいるように感じている。

何が言いたいかというと、
100人に1人の○○ってのは、そこまで珍しいものではなくて、当人からするとありきたりに感じている可能性だってある。
自分自身が、100万人に1人を念頭において、スキルや知識、経験の棚卸を慎重に行わないとうっかり見落としてしまうレベルである。


「何者かになりたい」


そんなキャッチフレーズを耳にしたことがあるけれど、
実はもうすでに100万人に1人の人材になっている可能性だって大いにある。
持ってないものを数えたり羨んだりする前に、手元にあるものを見つめてみることも大事なんだろうな。

と、書いているうちに思いました。


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