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外資系の企業で働いていた時のこと

昨日と今日の2日にかけて、リーダーシップに関する無料の研修に参加してきました。研修内容は面白くて為になる内容だったので、また別の機会にまとめますが、研修は2人のデンマーク人の方がリモートで英語でリードされ、主催者側の日本人の方が随時通訳するという形式だったこともあり、前職のアメリカ系の会社で働いていた時のことを思い出したので、今日はその話。

まず思い出すのが、外資系あるあるかもしれませんが、日本語が下手になりがちです。

私が働いていたのは、本社がアメリカにある企業の日本法人という位置付けでした。日本以外にもアジア諸国、ヨーロッパ、中南米など世界中に拠点があり、いわゆる“グローバルカンパニー”というやつでした。

日本法人の社内公用語は日本語でしたが、当然のように社内には他の国から長期出張(または異動)で来ている外国人がおり、日本語が話せない人が同じ場にいるときは、英語を優先的に使うような環境でしたが、対する日本人社員の英語力はネイティブレベルの人から中学英語レベルの人まで様々で、私もそこまで得意ではなかったので中々苦労していました。

もともと新卒採用を行なっていなかったこともあり、ほとんどの社員は中途採用でしたが、新しく入社した人が必ずと言っていいほど戸惑っていたのが、社内用語です。

元々アメリカ系の企業なので、社内用語も大元は英語。さらに頭文字をとった短縮系にしているからパッと見るだけでは意味不明なこともたくさんありました。

例)
LTF(Long Time Forecast)=長期予測
HM(Hiring Manager)=採用責任者
WBR(Weekly Business Review)=週ごとの進捗確認

他にも上記のような略語が山のようにあり、単語帳を作る人がいるほどでした。

またそれらの略語は社内全体で通用するものもあれば、部署独自のものもあり、5年ほど勤めた人でも別のチームに異動した途端に会話についていけなくなるなんてこともありました。

そういう意味で日常的に英単語に触れる頻度がめちゃくちゃ多いので、日本語の中に英語が混ざるなんてことは当たり前でした。

例)
次のmtgで来年のOperation Planのreviewをして、KPIの確認とバックアッププランの確認をします。
訳)次の会議で来年の事業計画を確認して、重要業績評価指標の確認と補足計画の確認をします。

一つの文書の中に日本語、英語、カタカナ語が入り混じります。(口頭でもメールでも)

慣れてしまえば、英語の方がしっくりくることもあり、ストレスも感じなくなるのでしょうが、慣れるまでは「日本語で話せやー」と思うこともしばしばありました。
#なので私は日本語が下手でも許してください

他には、私が働いていた企業は年間で3〜4回のFun event(社内パーティとか)があり、しかもそれらを形式的にやるのではやく、盛り上げる為に真剣に準備するとか、ユーモアやfunを大事にしている文化がありました。

ただ一方で数字とロジックにはめちゃくちゃシビアで、決済を得るときは少額でも“なんとなく”なんて全く通用しないドライさもありました。(出来なければクビみたいなことは一切ありませんでしたが)

他には、多くの人が想像するかも知れませんが、上司であろうとフランクに意見を言い合ったり、ファーストネームで呼びあったりみたいなことは当たり前にありました。

ここまで書いてきて話が散らかってるので強引にまとめると、数字にドライで異なる意見にはオープン。細かい立場関係とかはそこまで気にしない。そんな環境があるのが外資なのかなぁと思います。
#とか言って外資系は1社しか経験してませんが

あとは平均的に見ると、有給の取得のしやすさ(私が働いていた企業では2週間くらいまでの連続休暇は簡単に取れる。私は年末年始に最長24日連続休みましたが何か笑)とか、デイバーシティへの寛容さとか、給料の良さみたいなものはあると思うので、興味がある方は是非一度働いてみてください笑

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