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【職について】HR(人事)スキルとは?

私は前職でHRBPという仕事をしていた。

アメリカ系の会社だったので、やたらとアルファベットや横文字を使いたがるが、要するに人事と呼ばれる職種である。

HRBPは専門職のようでいて、実は何かしらの資格が必要というわけではない。もちろん社労士やキャリアコンサルタントなどの知識があれば、専門性を生かすことも出来る。しかし、必須かどうか?と問われると、無くてもなんとかなる。

では、HRBPの専門性はどこにあるのか?
そもそもHRBPの役割は、組織運営を人事面からサポートするという点にある。従業員が働きやすい環境作りや、評価や報酬などの仕組み作り、配置や異動のサポート、人事問題の解決など多岐にわたる。

要するに、組織で働く人に関するエキスパートとというわけだ。(何をもってエキスパートとするかは曖昧この上なしだが、人に携わることを生業とする職業と言える)

しかし“人”と一言でくくっても、新卒入社まもない若者から、ベテラン、さらには部長クラスの上席など年齢、性別、立場などは様々だし、それぞれな抱える課題や悩みもまたバラエティ豊か。

それらの色んな人と対峙して、信頼関係を築き、悩みを聞き、コーチングしたり、ティーチングしたり、時に説教したり、褒めたり、、、あの手この手で働くモチベーションを高める。

信頼関係を築くためには、相手の本心に触れる必要があるし、的確なアドバイスをするためには悩みの本質を理解する必要がある。

そういう意味で優秀なHRBPにとって洞察力や質問力、的確なコミュニケーション能力は無くてはならないスキルになる。
自分が優秀だったかどうかは悩ましいところだが、人の心情に対してコミュニケーションがどのように作用するかは一定の経験を積んだ。

何事も10,000時間の経験を積めばその道のプロ級になれるという考え方に則すならば、自分も十分プロ級ということだ。


今後、誰かの人生に寄り添いサポートしていくことを生業にする以上、このコミュニケーションのスキルは磨き続けねばならない。
人と対峙するという正解がない仕事、難しさよりも楽しさを感じられるように。

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