無意識レベルで出来ることをサボると筋肉痛に襲われる
ここ数日、とある競技の国際大会のボランティアに参加している。
そう、飛んだり跳ねたりする、アレだ。
そのことは、また改めて書くとして、
ちょっと気が付いたことがある。
ボランティアの活動が終わって帰宅すると、頬のあたりがピクピクと痙攣しているのである。
原因はすぐにピンときた。
笑顔だ。
私は前職で人事として働いていた時に、強く意識していたことがいくつかある。そのうちの一つが、常に笑顔でいることだった。
とはいっても、作り笑顔や愛想笑いは昔から苦手なので、せめて・・・と思って、頑張って口角上げるようにしていた。
どうしてそんなことをしていたかというと、
人事というのは、社員の相談窓口的な役割もあったりするのだけれど、普段から軽く雑談できるくらいの関係でなければ、いざという時に相談しようとは思わない。
普段から雑談するにしても、厳しい表情を浮かべている人に、誰が気軽に話しかけられるだろうか。そんなときでも話しかけてくる人は、相手もよほどの しかめ面だ。
というわけで、
普段から気さくに話しかけやすいように、笑顔(は難しいから、常に口角を上げること)を意識していた。
あとは、色々ややこしい問題が発生しているときに、ややこしい顔をしていたら、興味本位で「何かあったんですか?」と心配顔で聞かれたりする。
そういう時は、大抵話せないようなことが起こっているので、本当のことは言えない。かといって、嘘をつくのも上手くないので、ますますややこしいような状況になる。
常に口角を上げていれば、少なくとも後者の問題は回避できる。
というわけで、私はよっぽどのよっぽどの時でなければ、
パブリックスペースでは、常に口角を上げ続けていた。
最初の頃は、意識しないと気難しい顔になってしまっていたのだけれど、いつしか無意識でも人目につくところ(通路、休憩スペース、オフィスフロア)を歩くときには、自然と口角が上がるようになっていた。
しかし、そんな習慣も会社を辞めて、一人で仕事をするようになってからは、全く持って必要がなくなってしまった。
もちろん、仕事で誰かとお話するときは、相手が話しやすいように、出来るだけ温和な表情でいるつもりだけれど、一人で作業をしている時は、完全に 素 の顔に戻る。
そんな生活をしばらく送っていたところに、今回のボランティアだ。
任された作業は、様々な関係者の送迎や案内。
常に他の誰かと接する仕事だ。
すなわち、無意識レベルの口角Upセンサーが発動しまくりなわけである。
こんなご時世なので、常にマスクはつけている。
従って、口角を上げたところで、誰の目に留まるわけではない。
それなのに、しみついた習慣というのは恐ろしいもので、1日中口角を上げっぱなしだったようだ。
普段から毎日口角を上げていれば、頬の筋肉も発達しているので、なんということは無いのだけれど、まさにトレーニングをサボり続けた後のマラソン大会のようで、筋肉が悲鳴を上げまくっているというわけだ。
幸いなことに、前職で働いていたときに "笑顔がうさんくさい" という声は聞こえてこなかったので、きっとよい習慣だったのだろうと思うことにして、しばらく口角upリハビリでもしようかと思います。
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