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うっかりミスをした後は。

先月、ふらっと行った有田の陶器市で買ったばかりの器をうっかり落として割ってしまった。
有田焼といえども、ワゴンセールで売られていた安いものだったので、金額的には大した打撃ではない。しかし、喪失感なのかうっかりミスに対する自責の念なのか、どうにもズーンとする感覚が心にのしかかっている。


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妻が帰宅して早々に器を割ってしまったことを打ち明けたところ、彼女の第一声は「怪我しなかった?」である。
器を落としただけなので、怪我などは全くない。
私が無傷であることを確認した妻はもう一言「何かキミの身代わりになってくれたのだよ」と。

何!?
あの器が無ければ、私自身が粉々に砕け散っていたのだろうか。そんなことは無いことは分かっているが、気休めに言ってくれたのだろう。


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失敗とは捉え方次第で、その後の心持ちや行動が大きく変わってくる。
例えば、割ってしまった食器の例でいくと、
「うっかりミスだったなぁ、もう少し注意していれば・・・」と思えば、無意味だと分かっていても引きずってしまい、ブルーな気持ちになってしまう。
「そうか身代わりになってくれたのか。それは感謝しないとな」と思えば、ありがたい気持ちで片付けをして、次に気持ちを切り替えることが出来るだろう。


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ちなみに、近いうちにまた有田に買いにいこうと妻に伝えたところ「やったー!」と軽くはしゃいでいました。
気に入っていた器を割ってしまったことは残念だけれど、それによって楽しみを持てる人がいるならば、ヨシとするか。
うん、切り替え切り替え。


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