人生初のまつパで危うく悟りを開きかけた

「一回まつパしてみてほしい」「めっちゃ印象変わると思う」と後輩2人に勧められたのがつい36時間前。その場で「いい業者の見分け方とかあんの？」と聞いたら「業者wwwww」と、自分の美テラシーでひと笑い取ってしまいました。美容の世界ではその道のプロのことを業者とは言わないらしい。

そんな私は今朝起きて、ふとその会話を思い出し、まつパかぁ（ほわんほわんほわん）と思考を巡らせた。そういえば先々週会った妹がまつパしたと言っていたけど、大した変化はなかったな、、、いつも大層かわいいから気づかなかったのかも（激甘）んーでも一回やってみたら違いがわかるようになるかもしれないし、ちょうど今日はライブもあるし、暇つぶしに行ってみるか、興味は鮮度が大事。と下北沢のとあるサロンを当日予約したのである。

行ってまず驚いたのがリクライニングのソファに座る前に靴を脱がされること。関係なくね？と思ってしまったけど、パーマ中はずっと目を閉じて寝ていないといけないので、リラックスして過ごすためには理にかなった気遣いだった。

担当のお姉さんから説明を聞いた後、仕上がりのイメージをすり合わせるものの、初心者にはこれがむずい。根元から上げるパリジェンヌと全体的にカールさせるやつがあるよと言われ、ああパリジェンヌたしかに昨日勧められたわ、でもバチバチにまつげだけ上がってしまうとそれに合わせて毎日バッチリ化粧しなきゃいけなくなる、しかし控えめにパーマして変化がないのもそれはそれでもったいない、というめんどくさがりVS貧乏性の悪魔の囁きに辟易しながら、お姉さんの声のトーンを嗅ぎ分けてパリジェンヌじゃないほうを選択。

施術中はおしゃれな洋楽を聴きながら30分ほど寝ているだけなのだが、まぶたの裏のスクリーンにはその間にもいろいろな回想が投影されていく。周りのかわいい子たちはこんなことをやっていたのか、理想のまつげと自分のまつげを比較して、コンプレックスに思わなくてもいいようなことともひとつずつ向き合ってきたのだな、自分がすっ飛ばしてきたコマーシャルから有意な情報を収集し、さらに人に勧めるにまで至るその心は懸命で清く、不満と期待、浪費と投資、強迫と選択が巡り巡って美しい外見を形作るのであろう

そんなことを考えていたらだんだん眠くなってきて、自分が眠りに落ちる呼吸の音で目を覚まし、ちょうど施術は終了。

目元に貼っていたテープのようなものを剥がし、急に眩しくなった視界の端から重い手鏡を渡され、こんな感じですがどう？と聞かれて自分の顔を見てみると

おおん？？

まつげパーマすぎょい。
お人形じゃん。
お人形、以外の喩えが出ない。

かくして私は今日から目元だけリカちゃん人形になった。お姉さんにも「すごく綺麗ですよ」と言ってもらえて、ありがとうございます、とお辞儀をして店を出た。なんかドキドキした。ドキドキすることって大体形に残らないけど、まつ毛のカールは1ヶ月強残るのでとても得した気持ちになった。

きっとツアーファイナルまでは形が持つはずなのでぜひ会いに来てください。もし取れてたらそれは私のまつげの勝利であって、ネガティブなことは何もない。

3週間後です

- 香取さとりと神の如し
3rd album「 生き物 」
release tour final -

香取さとりと神の如し
konore
空野大
玉手初美ⅡMEN
ハネダアカリ
三ヶ田とくにお (いわき)

国分寺Morgana
15:00/15:30
¥2,500+1D/¥3,000+1D

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