【勝手に漫画コラボ小説】技術書展の王、現る。
明音、技術書展を知る
私の名前は新宮司明音(しんぐうじ・あかね)。
現在、都内のIT企業でプログラマーをしている。
私が新卒で入社した企業はいわゆるブラック企業で、連日デスマーチと呼ばれるよな激務に晒されていたが、転職したことで労働環境は改善されて、今では毎日19時には帰れるようになった。
そのおかげで、最近は新しい技術を学ぶ時間が取れるようになり、アウトプットができるようになった。
そんなある日、友人で同じくIT企業に勤める優子から「技術書展」という、個人で技術書を書いて即売会をするイベントがあることを教えてもらった。
「ほら、明音、最近生き生きして頑張ってるじゃん。昔はひどい顔だったよぉ。それで、せっかく勉強していることアウトプットしているんだから、まとめた方が良いと思って。」優子が言った。
「へぇ、技術書展。そんなイベントがあるんだね。けどちょっとハードル高くない?」私は言った。
「私の知り合いも去年出展したんだけど、明音なら大丈夫だよ。」優子が言った。
彼女はとても前向きなのだ。
「そっかぁ。そうだね。せっかくだし、挑戦してみるか!」私は言った。
優子の笑顔は、人をおだてる才能がある。
ということで、技術書展に私は参加することにした。
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