日記: 2024/08/13 主観を入れない
とある人が日記を書くときは主観を入れないようにしている、と言っていた。事実だけを書き連ねるようにしているらしく、主観を入れると途端にいわゆる『日記』になってしまうと。
衝撃を受けた。日記って、その時感じた感情も書くものだと思っていた。事実を連ねるだけでも日記として成り立つというか、日記はそれだけ自由でいいことに気付かされた。
今年のお盆休みは婦人科の受診から始まった。
内科で受けた血液検査の結果が悪く、婦人科でも関係する項目だったので検査してもらいに行った。結果、特に悪いところはなかった。
この日のお昼ご飯は動物性タンパク質を摂りたくないと思い、ヴィーガン思考のネパール料理屋でダルバートを食べた。
ここのお店のダル(豆のスープ)は優しい味がして、疲れた胃に染み渡る。
翌日は大学院時代の友人と食事へ行った。
以前行けなかったベトナム料理店へ。この日はとても暑かったので、冷製のフォーなるものを食べ、アイスチャイを飲んだ。
フォーには焼きなすやオクラ、八角の香りがする煮卵、プチトマト、千切りした大葉と貝割れ大根が乗っていた。テーブルに置いてあったちょっと辛い調味料を足して食べた。
食事の後はチャイを飲みながら、渡し損ねていた誕生日プレゼントを友人に渡し、近況を報告し合った。
「あなたの存在があの家族を救ったと思っていればいい」
と、彼女は言った。ここ最近悩んでいたことに対して、別の角度から手を差し伸べてくれた友人には感謝するばかりだった。
その日の夜はアコースティックライブを聴きに行った。
ずっと昔から好きなバンドのボーカルさんが最近ソロ活動をしていて、彼のアコースティックライブを聴きに行ったのはこれが2回目だった。
彼にとってこの街はとても特別な街であるとMCで言っていたが、確かに、過去何度もこの街でライブをしていたことを思い出した。
聴きたいと思っていた曲が演奏され、しっかり集中して聴いた。
ライブ後、物販で彼のセットリストカードを買い、少し話し、握手をしてライブハウスを後にした。
まだ気温が高い夜がライブハウスで冷えた体を温める。一直線に家に帰った。
次の日、その次の日は、ずっと家で寝ていた。
Amazonプライムビデオからおすすめされたプラダを着た悪魔を久しぶりに観た。昔は気がつかなかったが、全てあなたが選んだことだという事実の表現に心を揺さぶれた。
平日は仕事なのであまり文鳥をかまってあげられていなかったが、このお盆休みはできるだけ文鳥を抱っこしてあげた。
文鳥を寝かせる前に「抱っこ」と言って抱っこしてから寝かせるようにしていたら、文鳥は抱っこという言葉を覚えてくれた。抱っこという言葉を聞くとジョリジョリとクチバシを鳴らして文鳥なりの嬉しいを表現してくれるようになった。
今日も文鳥は抱っこという言葉に嬉しいと言いながら就寝するのだった。
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