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社会福祉士会の『努力をしていく決意』? で?

   今年2月初めに、『子ども家庭福祉』の新資格創設の報道が流れました。

子ども家庭福祉 国家資格創設へ 児童虐待に対応 来年度前半に骨格 (毎日新聞) -

 予想外に大きく報道されてしまったので、それでなくても影が薄いと焦られたか、日本社会福祉士会の家元は他の流派と連名で、厚労省へ書面の要望をお出しになられました。

厚生労働副大臣

 山本 博司 様      2021年3月4日


日本ソーシャルワーカー連盟 

日本社会福祉士会 会長 西島善久 

日本精神保健福祉士協会 会長 田村綾子 

日本医療社会福祉協会 会長 早坂由美子 

日本ソーシャルワーカー協会 会長 岡本民夫


子ども家庭福祉に関する資格について(要望)


貴台におかれましては、日々福祉の増進にご尽力されていることに感謝申し上げます。

さて、厚生労働省社会保障審議会児童部会に位置づけられた「子ども家庭福祉に関し専門的な知識・技術を必要とする支援を行う者の資格の在り方その他資質の向上策に関するワーキンググループ」は、2021 年 2 月 2 日にとりまとめを公表されました。ソーシャルワーカーの職能団体として、悲惨な児童虐待が頻繁に生じるなかで、ソーシャルワーカーはその予防と適切な対応に最大限の努力をしていく決意であります。

当とりまとめでは、児童虐待に対して、子どもの権利や家族の支援のためのソーシャルワークの必要性を指摘していただきましたが、社会福祉士・精神保健福祉士はソーシャルワーク専門職として、児童虐待に対して責任をもって取り組んでいきたいと決意しています。

その一方で、新たな資格の創設について、資格制度の立て付けや付与方法については継続検討とされますが、一部の報道では国家資格創設と誤解を与えかねない報道がなされました。

日本ソーシャルワーカー連盟は、一貫してソーシャルワーク専門職である社会福祉士、精神保健福祉士の活用促進が虐待防止に最も効果的であるとの主張をしてきました。そこで、改めて下記の事項について要望致します。

   記

1 児童福祉司が抱える事例への対応はソーシャルワークを基盤とすることが必要であり、ソーシャルワーク専門職である社会福祉士、精神保健福祉士を積極的に活用すべきである。

2 専門性の向上には、社会福祉士および精神保健福祉士のソーシャルワーカー養成課程での充実に加え、児童虐待に対応できる高度な専門性を有する社会福祉士を養成する認定社会福祉士制度を推進していくべきである。当面の課題としては、現任者研修の強化を図るべきである。

3 児童福祉司の専門性の向上には実践知や経験値の積み上げが必要であり、短期間の異動等がないよう配置構造の改善が必要である。

以上


 で?

 と言いたくなるような要望でした。(私見)

 二番目に『認定』を挟んでくるなんぞは相変わらずで、思わず苦笑い。

 ウチの流派をぜひ、なんなら『名取』を使いなされ!

ってとこでしょうか。

 『社会福祉士』自体、何する人か世間一般に認知されてもないのに、

ちゃんと修行積まな『名取』になられしまへんねん。

と、一般の社会福祉士が『認定』を目指したとて、

名取』さんになられたら、どないなりますのん?

『認定』にならないと出来ないことって何でしょうね。

 そもそも、社会福祉士って何?が社会福祉士本人でも、まともに答えられないのに。(ボク)

 『努力をしていく決意』って、どんな努力するかなんか、皆知らんのです。『で?』なんです。

 社会福祉士が居さえすれば必ず防げたミスとか、必置して虐待防止にどんな働きが期待できるか等の詳細を、具体的な事例であげて行かなければ、社会福祉士の存在意義は、ますます薄くなっていくでしょう。


 ⭐⭐⭐

 
 ボクは、不動産業界では働いてないのですが、宅建士の5年に一回の更新講習に参加しています。
 講習内容の多くは、その5年の間の法改正等で、不動産取引でのルール変更による犯しやすいミス、注意点、実際の紛争事例などです。
 売買に絡む生前贈与で、クライアントに間違った税の情報を与えて訴えられた例とか…

 社会福祉士会には一年間在籍、基礎研修を受講しましたが、実際の児童虐待の話(当時、結愛ちゃん虐待死が連日報道されていました)は、ひとかけらも出ず、養成校での授業の復習のような浅い内容ばかり。(私見)

今回の翔士郎ちゃんの事件で

 その児童相談所に社会福祉士は居たのか?

 居たけれど、死者を出してしまった原因は?

 その社会福祉士が『認定』だったら防げた?

 上司である所長が公務員の持ち回りだと、せっかく社会福祉士でも仕事内容がダメになる?

 人手不足?社会福祉士でなくても人手さえあれば誰でも良かった?

イジメでの自殺があった学校で

その学校にSSWは、居たのか?

居ても、そのSSWは、社会福祉士?

社会福祉士だけど、自殺者を出した原因は?

その社会福祉士が『認定』だったら防げた?

教育委員会所属では、せっかく社会福祉士でも仕事がダメになる?

人手不足?本当に?

 等々、ケーススタディが盛んに社会福祉士会で行われて、実際にも活かされるようになったら…

 もう一度、頭下げて、高い会費も払って、

社会福祉士会 入会するんやけどな…



 

 







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