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Dify(LLMアプリ開発ツール)を見つけるまでの黒歴史

Difyの話ではありません。

はじめに

ChatGPTやClaudeを日々使用していて、ふと疑問に思うことがあります。 「先端技術を使っているのに、なぜプロンプトの入力にテキストエディタとコピペを使っているのだろう?」

特に定型文を使う場合、この方法はあまりにも非効率的に感じました。そこで私は、より効率的で使いやすいインターフェースを求めて、一連の試行錯誤を始めることにしたのです。

1. Excel VBAによる

最初の試みとして、Excel VBAを使ってプロンプト生成ツールを作成しました。

excelでChatGPTを呼び出す
  • セルにプロンプトのパーツを配置

  • セル内容を連結してLLMのAPIを呼び出す

シンプルな構造でしたが、使い勝手は今一つでした。「もっと直感的なUIがあれば...」という思いが頭をよぎります。

2. ノードベースのインターフェース

次に思いついたのは、Unreal Engine 5のBlueprintのようなノードベースのインターフェースでした。

UE5のBluePrint

このように、視覚的に分かりやすく組み立てられるシステムがあれば理想的と考えました。

3. Python + ChatGPTによる自作の試み

アイデアを形にするため、ChatGPTの力を借りてPythonコードを生成しました。

Pythonで作成したノードエディタ(未完成)
  • ノードの作成、削除、連結などの基本機能を実装

  • しかし、デザイン面での改善やChatGPT連携機能の追加には相当な時間がかかりそう...

4. 既存ツールの検索:Flyde

「誰かが既に似たようなものを作っているのでは?」

検索しました。出会ったのが、VSCodeの拡張機能「Flyde」でした。

FlydeからChatGPTを呼び出す
  • ノードベースのインターフェースを持つ

  • ChatGPT呼び出し用のWidgetを自作

  • 想定通りの動作を確認

ここまでくれば完成かと思いきや...

5. Difyとの出会い

そして最後にDifyを発見しました。

「あ、これはまさに自分が使いたいものそのものだ」

ということで、Difyを使い始めました。
今までの試行錯誤は…

見なかったことにしよう


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