NovelJam2019' Team KOSMOSのまとめ
あまりにもやったことが多すぎて自分たちでも憶えていない。
一応、表に出してやっていることは全て公式サイトのUpdatesに載せているはずだけれども。あ、今回は販促はチーム単位での評価になるとのことだったので、KOSMOSはレーベルとして統一公式ページを作っている。これは作品単位でのプロモーションにするよりも有利だし、実際に2作品のキャラが両方使われたクリエイティブも存在している。
https://noveljamkosmos.jimdofree.com/
これ以外のこともまあ色々あるので書いてみようかな。
1) ダイレクト営業
なんだかんだでこれが一番効くので、各自、機会があれば友人知人に売り込みはした。
2) 二次創作キャンペーン
二次創作を積極的にやってもらう戦略は、森きいこと10月中には話し合っていた。オフィシャルのガイドラインは10月中に準備してあって、11/2-3のハッカソンが終わったらすぐに公開。
結局オフィシャルで出てきたものは、伊藤さんの霞ペーパークラフト、天乃木凛さんの小説「天籟の麒麟」、湫川仰角さんの「黎明の標」、編集者が書いた「戦争の森」「クリークヴァルトの秘密」。
ペーパークラフトを作ったのはKOSMOSが最初のはず。
オフィシャルの認証プロセスを通していないものは、しのださんの一連のツイッターマンガ、ささのごさんの短編(現在は非公開)、それから某プロ漫画家さんのイラスト(先方の希望でリンクは外部からは張らない)。
米田淳一さんの二次創作は編集者がプロットチェックをして設定上のコンフリクトが出ないかとか、ここはこうした方が面白くないですかとか、事件の舞台はグラーツおすすめですとか色々とサポートしたけれども、オフィシャルになるかどうかは米田さんの希望を聞いていないので不明。
実は他にも二次創作のハンドクラフトアクセサリも製作中なのだけれど、これも諸事情によりGPが終わるまでは表には出せないのです。
なお、オフィシャルにせよアンオフィシャルにせよ、全ての作品で編集サイドから設定資料の提供やプロット等のアドバイスは行っています。設定資料は膨大にあるので、必要と思われる部分を編集者が選んで送る形。
書き手そのものも、書こうかどうか迷っている人をSNSで見つけたら編集加藤が積極的に誘っていく戦略を採用。表紙や公式KOSMOSロゴ、天籟ロゴも提供した。
3) 公式スピンオフ小説
これは定番だけれど、今回は澤さんの「we're Men's dream」が全部小説の形で主要4キャラそれぞれのスピンオフを発表。ヌイ編は敢えて本当に手加減ナシの性的描写を入れた。結果、ヌイ編のDL数がめちゃめちゃ伸びた。
ラベルだけではなくて中身も本物のR18の性的描写をぶっこんだコンテンツを出したのはNovelJam史上初。
「天籟日記」の公式スピンオフはムオ編、ドリュー編は小説で展開。霞編は森きいこの本職であるノベルゲームフォーマットでの展開となった。
4) 公式ノベルゲーム
これは森きいこの発案。彼女の本業であるゲームシナリオライターのスキルを生かし、更にこばじのキャラ絵も使って「we're Men's dream」と「天籟日記」のノベルゲームを公開。これもNovelJam史上初のはず。
5) 公式グッズ
なんと本番後にキャラクター設定画8枚、キャラクターデフォルメイラスト8枚を描いてしまったこばじの生産力により、公式グッズストアに大量のキャラ商品が並んだ。
本番で作った画像の使いまわしではなく、本番後の新作クリエイティブでのグッズストアは初めてではないか?
6) 英語版製作
編集者が英語を苦にしない&教え子で4ヶ国語使える人材がいるので、「we're Men's dream」の英語版を作成。Amazonのシステムエラー(漢字が本文中に入っていると詰まるらしい)でローンチが遅れてるけど、存在はしてる。
過去に英語版を作ると言ったチームはあったが、実際に完成させたのは初めてのはず。
7) SNS戦略
ツイッターの#noveljamハッシュタグでは毎日2件以上のツイートを常に供給することを目標に活動。余裕で達成。
フェイスブックはKOSMOS公式ページを作り、編集加藤の個人TLへのシェアでPVを稼ぐ戦略。これで相当にKOSMOSとNovelJamの認知度は(加藤の周辺=非文芸クラスタ)でアップした。
Instagramでは9枚揃いタイル画像戦略を最初に展開。
この分割画像の元絵は本編購入特典として展開した。
8) ブログ
編集加藤の主戦場であるブログに、11/2以降に12本のNovelJam関連評論を投下。これらは全て加藤のフェイスブックとも連動している。もともと、加藤の友人はスタートアップ経営者とか大企業のシニアマネジメント、研究者、固い士業(医者、弁護士、税理士、会計士、薬剤師など)、大手企業の若手社員といった辺りで、基本的に文芸クラスタとは無縁なので、加藤の目から見た文芸クラスタの世界を手加減無しにレポートして興味を持ってもらう戦略を使った。
もともと加藤と仲が良い=加藤の生き方や視点や価値観が好きという人たちなので、ここでも加藤カラーMAX。スーパーシリアルアントレプレナーの守屋実さんや、超売れっ子デザイナーの山崎晴太郎さんまで加藤の小説チャレンジを楽しんでくれていたことがわかって、やっぱ自分の色は消しちゃダメだなと思った次第。
もちろん、加藤以外にもチームメンバーが合計9本ものnote記事を公開している。全部で21本。これを入れると22本。ほとんど2日に1本は記事が出ているペースだ。NovelJamでここまでGP期間中の関連ブログ投稿をした例は無いはずである。
9) ウェブプロモーションの数字開示
澤さんの本職がそちら系なので、KOSMOSの電書のDLの数字を媒体ごとに実数で開示するという試みを実施。どの電書プラットフォームにどんな特徴があるかなど、有益なデータを共有出来た。
10) 書評依頼
ブンゲイファイトクラブ批評で炎上した羊谷知嘉さんに依頼して、2作品の書評を公開してもらった。もちろん手加減無用という条件である。
https://engineerism.com/2019/12/10/kosmos-kiiko-mori/
https://engineerism.com/2019/11/30/kosmos-toshiyuki-sawa/
11) JAMJAM CAMPFIRE
森きいこがプロマネとして、NovelJam参加者とそれ以外の希望者による、小説共作プロジェクトを展開。これもNovelJamの拡散には寄与したはずである。
https://estar.jp/novels/25563006
12) クックパッドにレシピ公開
「we're Men's dream」作中に登場した舞茸鍋をクックパッドにレシピ公開。120PVほど。
https://cookpad.com/recipe/5929881
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