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Navigating the art world内容紹介その7「展覧会に人を呼ぶには」


Getting People Through the door

 この章は、いかにして展覧会に人を呼ぶかという議論です。

 大前提として「プロモーションしなければ客は来ないよ」というものがあります。ギャラリーもプロモーションはしてくれるけれど(欧米には日本のようなレンタルギャラリー文化はほとんど無い)、だからといって任せっきりにするよりは自分でもチャレンジしてみた方が賢くなれますよと。

 じゃあ何をしていきましょうか、ということで、デルフィアンは順番に宣伝チャネルを挙げていきます。例えばマスメディアに告知を出す。日本だったらTokyo Art Beatとか美術手帖オンラインですかね。この辺は指定の書式で告知を送れば基本的にはウェブ掲載してくれます。

 とはいえ、この辺りのWEBメディアは膨大な告知が出ますからプロモーション効果はほとんど無いんじゃないかなとは思います。広告費を別途使えば別ですよ。ネット系ギャラリーだと広告費を100万円単位で投下することもあるとは聞きます。

 でもそんな資金は無いですよね。なかなか。

 ここからが難しいところで・・・デルフィアンが活動拠点にしているロンドン、あるいはNY、ベルリンといった都市だと、アート関連の情報が載るメディアっていっぱいあるわけです。その中から自分の展覧会の方向性と近いメディアを選んで売り込もうという話になっていくのですが・・・・日本のアートメディアはそうじゃないですからね。なので、むしろ地域系のメディアを狙う方が良いかもしれないですね。タウン情報誌とか、自治体の出している情報紙など。私の住んでいる多摩地区だったら「多摩ら・び」ということになりますが、他の地域にも似たようなメディアはあるはず。

 いずれにしても、マスメディアにアプローチする前に基本的なプロモーションキット(招待状、プレスリリース、作品画像セット)は準備しておくこと、だそうです。

 招待状はみなさん作り慣れていますよね。

 ではプレスリリースはどうか。

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