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起業したい方はまずは「 週末起業 」から 

「 好きなことを仕事にしなさい! 」という、というキャッチコピーを書籍やSNSでよく見かけるようになりました。

起業を目指す人には刺さるキャッチなのでしょう。

でも、長く会社員をされてきた人が、「 好きなことを仕事にするといいよ!! 」と言われても、正直、困ってしまうのではないでしょうか?

なぜなら、いままで好きなことで、お金をもらった経験がないからです。

目の前の仕事が楽しくて仕方がなく、会社に出勤することが待ち遠しい! という会社員の方は多くないはず。

大多数の会社員の方が、たくさんのストレスを抱え、理不尽さに耐えながら、それでもなお、自分に言い聞かせるように、「  やりがい 」をその環境から見出して、自分を奮い立たせているのではないでしょうか?

人間、経験していないことは具体的なイメージを持つことができません。

なので、生活のための仕事(ライスワーク)をされてきた方にとって、好きを仕事に、と言われても、なかなか受け入れることができないのが現状でしょう。

好きの前に、まず経済的に安心したい、という理由から、「儲けること」「安定すること」が先行してしまい、そこにほんとうの「好き」を見出すのが難しいかと思います。

よくある話として、いままで仕事の合間にしていたことが楽しいので、これを本業にしたら人生薔薇色!! と思って、思い切って本業にしてみたら、

あくまで仕事の合間にしていたから楽しかっただけで、毎日、向き合い続けるとなると苦行でしかない・・というケース。

隠れて、勉強の合間にドラクエをしていたのが楽しかったのであって、それを毎日、「 8時間ドラクエをしろ!! 」と強制されたら、きっと楽しくなくなってしまう。伝わりますかね?

仕事にして続けるほど、ほんとうに好きなことかどうか、を判断することは意外と難しいもの。

それが学生だったら、アルバイトで、いろんな職種を経験することができますが、大人になって、時間が制約され、責任が増えてくるとそういうわけにもいきませんよね。

そこで、私が起業に興味がある人にお勧めしているのが、「 週末起業 」です。

いきなり会社を辞めて起業するのではなく、週末(休みの時間)を使って、起業してみましょう。

この方法にはたくさんのメリットがあります。

もっとも大きなメリットが、前述したように、自分が仕事にできるほど、ほんとうに好きなことがどうか経験できる、ということ。

意気込んで会社を辞めて起業してみたけれど、やっぱり好きなことじゃなかった・・。というわけにはいきませんよね。

ここで、「 休みの日ぐらい、疲れているから、ゆっくり休みたい 」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そう思えた人はラッキーです。

仕事にしたいほど、好きなことではなかった、ということが事前にわかったのですから。

ほんとうに好きなことだったら、休みの日でも、休んでられない! という状態になりますからね。

また、起業はボランティアではないので、当然、お金を稼ぐことも目的の1つ。

にもかかわらず、「 お金なんていらないからやりたい! 」 という思いが強い対象ほど、それは起業をしてからうまくいく可能性が高まるということ。

例えば、私は鉄道にまったく興味がないので、撮り鉄の人が暑い中、電車に向けてじっとカメラを向ける気持ちがまったくわかりません。

仮にアルバイトとして、お金をもらえたとしても、正直、気持ちは乗りません。(※撮り鉄の方の趣味を否定しているわけではないのであしからず。)

一方、撮り鉄の人にとっては、時間もお金も関係なく、没頭できることなのでしょう。

この没頭モードに自分を置くことができたら、起業に向けてとても好スタートをきることができるかと。

それを週末起業という方法で、たくさん試してみることをお勧めしますよ。

ご参考まで。


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