“起業初心者必見!起業で失敗しないための方法”
「 私の言うとおりにやれ! 」というと、スパルタ、いまのご時世だったらパワハラ!? と疑われてしまいそうな言い方ですよね。
私も、会社員時代は、こうした言い方をする上司・先輩はほんとう苦手でしたので、言われたくもなければ、もちろん、言いたくもなかったのですが・・
起業をサポートすることが仕事になってからは、価値観が変わってきました。
わたしのやり方でやりたがる生徒さん
起業サポートをしている私のところには、将来起業したい、いつか自分のサロンをもちたい、という方(以下、生徒さん)が相談にこられます。
私自身、異業種から起業し、セラピストとして自分らしい働き方を手にいれることができたわけですから、
そうした思いをもってきてくれた生徒さんには、ぜひ、願いを叶えて欲しいと思い、サポートいたします。
生徒さんの多くは、将来、いまの仕事を辞めて、セラピストを本業にしたい、というわけですから、生徒さんも真剣ですが、当然、サポートする私も真剣。
でも、困ってしまうのは、サポート開始当初から、私からのアドバイスを聞こうとせずに、「 わたしのやり方でやってみます 」という生徒さんへの対応。
※なんのためにサポートを受けにきたの? と思ってしまいますが、コンサルをお仕事にされている方からはよく聞く話。
わたしのやり方で、うまくいくと思うなら、どうぞやってごらんなさい、と内心思ってしまいます。
経験もなく1人だけでスカイダイビングしますか?
イメージしてみて欲しいのですが、自分の思い通りに飛んでみたい! と言って、訓練もせず、知識もなく、いきなり1人でスカイダイビングなんてしませんよね?
まずは、プロについてもらって、一緒に何度も飛び方を覚えて経験を積んだあと、それから、ようやく1人で飛べれるようになると、思うんです。
起業の知識もスキルもない全くの未経験者が、1人でいきなり飛んで目的地に無事着地、なんて奇跡だと思いますよね!?
スカイダイビングではイメージしにくいのであれば・・
もし、仮に自分に子どもがいて、就職活動時期になったときに「 母さん、おれ、人に指示されるの嫌いだから、起業するよ! 」と言われたら、
いやいや、ちょっとそこに座りなさい、と思いませんか? 仕事ってそんなに甘いものじゃないわよ? と伝えますよね。
起業も同じで、1人でなんの準備もせず、スキルを身につけず、軌道に載せることなんて奇跡だし、その考えは甘いんです。
まずは、人からサポートを受けることをオススメ
そこで、私のおすすめ方法は、人からサポートを受けること。
起業当初は1人でやろうとせずに、まずは人の知識や経験に乗っかったほうが、効率的だし、安心・安全なんです。
せっかく、自分らしく働きたいと思って起業したのに、人のいいなりになんてなりたくない! と思う人もいるかと思います。
ご安心ください。しばらくしたら、自分で考えて、決断する機会が嫌というほどでてきます。
起業して軌道に乗せるまでには「型」があるんです。
誤解を恐れずいうなら、起業した当初は、自分の頭で考えず、その型を身につけることがとても大切。
なぜ、型を身につけたほうが良いかというと、いまこうして偉そうに伝えている私が、見切り発車でいきなりスカイダイビングしちゃったから。(※約10年前の話です。)
型を身につけずスカイダイビングしてみたら・・
「 じゃあ、加藤さんみたいにうまくいくことだってあるんじゃないの!? 」と思われたかもしれませんが、
私が型を身につけず(というよりも型の存在すら知らず)に見切り発車で飛び込んでしまった私の起業してからの約3年がどれだけ大変だったことか・・。
つい最近、久しぶりに会った友人から、「 昔、おまえは金なくて、もやしと納豆ばかり食べてたよな〜 」と言われるぐらい、食費を切り詰めた生活をしなくてはならないぐらい、お金に困っていたんです。
お客さんを集める方法を知らなかったのですから、集客ができないのは当然。結果、売り上げが立たず、とっても苦しい生活をせざるを得なかったんですよね。もし、型を身につけていなかったら、きっと廃業していかかと。
そして、型を身につけあとは、おかげさまで順調に集客できるようになりました。それから、経営者と交流してみると、やはりみな順調にいっている方は、しっかりと型を身につけているんですね。
私のところにきてくれる生徒さんたちには、私のような非効率な体験はしてほしくない、と思い、まず型を身につけることを指導しているんです。
なので、正確には「 私のいう通りにやれ! 」 ではなくて、
「 起業には型というものがあるから、まずその型を身につけたほうが効率的だし、安心・安全だよ 」
ということ。
一度、私のいうとおりにやってみりん。
という意味となります。
※みりん、は三河弁。気の抜ける方言ですよね。
相手の立場で、考えればこそ
自分らしく起業してほしいから、どうぞあなたの好きなように自由にやってごらん。多様性が大事、自分らしさが大事、個性が大事、自由が大事。
なんて、耳ざわわりのよいことを言っていたら、ひょっとしたら、生徒さんも、わたしを尊重してくれている優しい人として、相手が目に映るかもしれません。
言うほうも楽です。生暖かい言葉さえかけていたら、そこに衝突はないので、お互いにストレスも発生しません。
が、しかし、それでは、生徒さんは変わらないし、集客できないから、仕事としてはやっていけないんです。
起業して、仕事にしていきたいという想い、起業して仕事にしてほしいという想い。
学ぶほうも、教える方も、この想いがなかったら、現実は変わりません。
なので、お互いに、打てばしっかり響く人かどうかを見極めましょうね。
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