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カンブリア宮殿の食べチョク回を観て思うコト

先日、僕のTwitterのタイムラインが食べチョク一色になった日がありました。
カンブリア宮殿というテレビ番組で特集されるというものでした。
僕がフォローしてる方の多くが農業関係者という事も要因の一つですが、それでも凄い勢いだったので僕も録画して観てみる事にしました。

素直な感想

食べチョクに限らず、スタートアップの凄いところは「企業の成長速度」。めちゃくちゃ早いペースで業績が上がっていってる。
農業ではこうも早いペースで成長できないものなのだろうか…?
農地などの固定資産が必要なのでハードルは高いのかなぁ。

僕はBtoBがメインなので食べチョクを利用する予定はありませんが「消費者への情報提供の方法としてかなり面白いな」と思ったのが素直な感想です。
どんな事業形態だとしても消費者の方へ情報を届けるのは重要というのは同じで、農業においてもっとも重視すべき項目の一つだと思っています。
売り上げの柱として見るよりも、消費者と繋がって農業の情報発信のきっかけとして有効なツールのような気がします。

どこまで成長するのか

番組中で上場を目指すと仰っていた秋元社長。
このペースなら数年内には、と思いますが一つ疑問なのが「それだけ買い手が増え続けるのか」という事。

あくまでも個人的な見解ですが、

食べチョクでは有機栽培や無農薬、減農薬などこだわりの農産物を揃えています。当然価格も価値ある、意味ある価格です。
ただ、この価格帯の農産物を買い続けられる購買層のボリュームはそれほど多くありません。多くはスーパーに並ぶより安い農産物を求める層の方が多いのが現状です。
生産者にとっては農協よりも利益率の高いチャネルですし、拘って生産している方はもっともっといるので売り手はまだまだ増える余地があるはずです。
まだまだ先でしょうけど、いつか買い手の数が頭打ちになる日が来ても売り手が増え続けた場合、行き着く先は売り手同士の価格競争のような気がしています…。

食べチョクの競合相手ってどこになるんだろう?
売ってる商品のコンセプトが違うからスーパーとは競合しないでしょう。スーパーの売り場使うようになれば別ですけど。

兎にも角にも、農協でもなく商系でもなく直売所でもない新たな販売チャネルとして、インフラ化してもらう必要はあると思います。
こういうチャネルを必要としている生産者や消費者は数多くいますし、販売チャネルが少ないというのは農業界にとってデメリットでしかありません。
今後も美人社長と食べチョクを応援しようと思います。

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