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お客様に楽しんで帰ってもらわないと、僕たちがいる意味がありませんから

コース料理のお店からビストロへの異動なので、最初はありとあらゆる居酒屋に行って、勉強しました(笑)。そこで気がついたことは、飲食店は料理が美味しければいいだけの場所ではないということ。居心地の良い空気をどう作るかは、すごく気を配ります。

お客様に楽しんで帰ってもらわないと、僕たちがいる意味がありませんから。

日々ホールのやるべきこと、あるべき姿を考えるわけですが、やはりこれにつきるのではないでしょうか

お客様に楽しんでもらう

そうでなければ僕らがいる意味がない
どうしたら楽しんでもらえるのかは自分の頭の中で考えたって答えは出るわけではなく、その答えはお客様にある。
お客様の反応からしか答えを導けない
だからこそ、もっと話しかけないといけないのではないかと思いました。

そしたら今日はちょっと嬉しいことがあって
うちで新しくメニューに加わった「オムナポリタン」を最初にお水を持ってく際に毎回勧めることにしたんです。
そしたら頼んでくれる人がたくさんいてくれて
お客様の中にはこれ目当てにしてきていただいた方のしたり顔だったり
僕の提案で「せっかくだから」と言って頼んでくれる方だったり
自分で起こしたアクションに反応があるって素直に嬉しいなぁって思いました。

それから、前日にキッチンから牛タンの調理方法を変えてさらにタンが柔らかくなった話を聞いていたので、牛タンシチューを頼んだお客様に持ってったときにその話をしたら、皆さんがいつも以上に味わってる食べてくださっている気がして、その顔を見てるだけでなんかいいなぁって思いました。

本来の“お客様に楽しんでもらう”という本文を忘れるくらい自分が楽しんでしまった今日ですが、これは自分がスタートラインに立てただけなのかもしれません
きっとこの先行き過ぎたコミュニケーションに怒られたり、怪訝な顔をされたりするのでしょう
これが対人コミュニケーションの難しいところで、この人にはいい反応だったけど、この人にはダメだったっていうのがよくあることで、そこは感覚として覚えていかないといけません。
そこの線引きもやって失敗しなければ体得できないと思います。

なんかもっといろんな店のいろんなホールの方々の動きや発言を見に行きたいなと思いました。
こういう時ってどうするんだろう?
っていうヒントがいっぱい見つかるような気がします。
いつか連休をいただけたら、ロイヤルホストに行って10時間耐久レースをしたいです笑

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