季節労働|ミニトマト農家編|#02 こんなことをやっています(定植)
今日も畑。
一生懸命働いて次の旅の資金を作る。
この日の仕事はミニトマトの苗をハウスに植える
“定植(ていしょく)” という作業。
ミニトマトに限らず、苗を畑に植えることを定植という。
まずは機械で畑を起こし、そのあと平にならす。
(写真撮り忘れ)
そこに青い灌水(かんすい)チューブを張る。
灌水とは、要は水やりのことだ。
チューブの端を水の出る管に繋ぐ。
チューブには小さな穴が空いており、水のバルブを開くとチューブの中を通った水が穴からチョロチョロと出る仕組みだ。
その上からマルチという黒っぽいビニールのシートを敷く。
マルチは地面の湿度を保ったり、雑草を生えにくくしたり、とても重要な役割を果たす。
これ↓は『黒丸君』というマルチを押さえるためのピン。
こんな風にマルチの上から刺して固定する。
農業資材にはヘンテコだけど分かりやすい名前の物が多い。
『黒丸君』も見たまんまの名前だし、前出の灌水チューブは『筋入り君』と言う。確かによく見るとチューブに筋が付いている。
小林製薬的なネーミングセンスで、旅具店はとても気に入っている。
さて、マルチを張ったら次は穴あけ。
金属の筒に取っ手が付いた道具でマルチの上からズブっと穴を開ける。
苗を配りつつ、穴の中に茶色の顆粒状の肥料を一掴みずつ入れて行く。
いよいよ植える。
苗を黒いポットから外すと、根がびっしり生えているのがわかる。
これを穴の中に入れて土を被せていくのだが、深く植えてはいけない。
苗の土が地面と同じ高さになるように植える。
(これは深すぎ ↓)
深く植えた方が安定するし苗が早く畑に馴染むのに何故そうしないのか。
不思議に思っていたので理由を農家さんに聞いてみた。
答えは ↓ ↓
苗を植える準備として機械で畑を起こす時、機械の歯が入るのは地面からせいぜい20センチくらいの深さまでだ。
それより下の土は耕されておらず、カチカチの状態だ。
深く植えればその分だけ早く根がカチカチゾーンに到達してしまう。
先のことを考えると、苗が畑に馴染むまでに多少時間が掛かっても、根の伸び代を残した方が良い。
なるほど。。納得。
日々勉強だなぁ。
ハウス1棟に約1200株の苗を定植し、この日は終了。
翌日は同じハウスに支柱を立てて、今日定植した苗が倒れないように支える作業。
日が出るとハウスの中は急激に暑くなる。
休憩に外に出ると風が涼しくて気持ちいい。
芦別岳の山頂は雲の中だったが、未だ雪を被った山々の景色もとても爽やか。
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