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肉体と無常観

自分の肉体について考える。自分の腕を見ても、それは「固体」でも「液体」でも無い。「骨」という固体と、「血液-水」という液体と「肉」という有機体で出来ており、血管、神経等が絶えず血液、信号を流し心や脳の指令で複雑に動くのが「腕」であり、プラスチックの塊とは明らかに違う。仏教の無常観では、「人」とは、蝋燭の炎のような常に移ろいゆく「現象」であり、「物」では無く「事」と説く。同じ人間でも、1年も経てば、肉体を構成する要素は全く違う要素となる。では、「私」とは何?「心」とは何?という、哲学の求めてきた難しいテーマの行き着いてしまう。「流れ」、それが自我なのか?
此処では、「肉体」と「無常観」について少し考えてみた。



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