ICL(眼内コンタクトレンズ)手術話・前編

 8月も終わりなんて、信じられませんね~。子供の夏休みが短すぎて、どこにも旅行は行けず、キッザニア&カンドゥーという職業訓練休暇のようになりました。

 さて、そんな夏の盛りに視力矯正手術を受けました。人生初手術です。個人的に大きな出来事だったので、視力矯正手術を体験し、感じたことを記録として残したいと思います。近年始まったばかりの手術のため、今後、施術される方の参考にもなれば幸いです。
 自分用のメモのつもりですが、興味がある方、手術料金が安くなる紹介クーポン(最後に書きます)があるので、手術の話を含めて、メッセージで聞いてもらえれば、答えます!

▽近視歴、レーシックを受けなかった理由
 手術前の裸眼視力は両目ともに0.04。中学生になった頃から視力が低下し、高校1年で眼鏡生活開始、大学入学後からコンタクトレンズを使用しています。コンタクトは20年以上、ほぼ毎日着用し、社会人になった頃から1日使い捨てのものを常用するようになりました。
 10年ほど前に、レーシック手術が話題となり、私の周囲にも体験者がいました。「ブラウン管からハイビジョンに変わったような感じ」と聞き、とても興味をもっていましたが、角膜を削って焦点を合わせるという性質のため、視力がリバウンドする例も多く見受けられました。仕事柄、活字を追っかけ、長い日は1日10時間以上パソコンの画面を見ている生活なので、角膜を削った上で、視力が元に戻ることに抵抗がありました。

 コロナ禍のど真ん中の今年の初夏、ICLという手術を知りました。きっかけは田中健一さんの新刊クイズ「QuizistA06」の問題(クイズかい! というツッコミを受けそうですが、クイズをきっかけにしていろんな世界を知ることができるのは、この趣味の大きな魅力です)です。そこから調べていくなかで、著名人やスポーツ選手が多く受けていることを知りました。
 高額ですが、ワンデーのコンタクトレンズ9年分が損益分岐点であることを計算。コストパフォーマンスや、出張が多くてわずらわしかった点、コンタクトをつけて眠ることが多い点、などを総合し、適応検査の予約を入れました。

▽適応検査
 8月6日午前10時から。品川近視、サピアタワーなど、いくつか候補はあったのですが、HPでの説明が最も分かりやすかった新宿近視クリニックに向かいました。
https://www.sbc-lasik.jp/

 広告でよく見かける湘南美容外科系列で、クリニックが入っている新宿ガード下至近のビルは、美容整形のテナントがフロアごとに詰まっていました。15分前くらいに到着して、1階ロビーで待っていたのですが、いかにも美容意識が高そうな従業員が始業前のエレベーターに吸い込まれていたのが印象的です。
 クリニックの待合室には、ここで近視矯正したサッカーの本田圭佑選手の日本代表ユニホームが飾ってあります。細かい問診票を書いた後で、検査となります。
 通常の視力検査に加えて、角膜の大きさ、厚さ、ICLを装着するためのスペースがあるかどうか、角膜の細胞量など、特殊な機器を使って、細かい検査を行いました。
 衝撃が大きかったのが「瞳孔を開いて行う医師のチェック」。瞳孔を開くための目薬を点眼し、30分後くらいに遠視状態になり、手元の文字がかすんで見えます。
 なお、瞳孔が開いた状態は5時間ほど続き、光を何倍も強く感じる状態になっています。検査を終えた後、ビルを出た時間帯は真夏の日差しが照りつける午後1時頃で、眩暈がするくらい、歩くのが大変でした。クリニックからの指示はありませんが、遮光用のサングラスの持参を強くおすすめします。

 なお、料金は視力によって5D以下、5D以上と分かれています。コンタクトレンズ使用者は-6.00などの表記になじみがあると思いますが、その数字より小さいものです。私はワンデーアキュビューで、右-5.50 左-5.75を使用していましたが、クリニックの視力検査では右-7.50、左-8.00くらいでした。新宿近視クリニックでの、低価格の料金設定はコンタクト表記で-3.00~-3.50くらいと推察します。
 
 医師の問診では、手術の不安点など、丁寧に応対してもらいました。私の目は角膜と水晶体の間に適度なスペースがあり、手術に問題ないという説明でした。
また、失明などの手術の失敗例は過去に1例もないこと、学会の発表でも合併症の併発(眼圧の上昇など)も1%に満たないなどのガイダンスもありました。手術でミスが生じた場合の手術料金の返還については、「当院では1度も過去にありません」という説明で、実際に返金されるかを聞いても、的確な返答はありませんでした。
 事務手続きを経て、帰宅。3時間強の滞在でした。
 クリニックを出たときに心は決まっていたのですが、家族と相談した上で、8月17日に手術を受けることになりました。

↓手術当日編

 https://note.com/katinuke/n/n7e4468930e8c

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