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子育てにおける愛着形成ってあると思うんですけど

うちの子は1歳で保育園に入園したとき、慣らし保育の初日から泣きませんでした。
お願いします、と先生に抱っこで引き渡すと、ニコニコしながら見送ってくれたんですね。
そしてお迎えに行くと、やっぱりニコニコ笑っていて、先生に「もう1年くらい通ってますっていうくらいの堂々とした過ごしっぷりでした」と言って頂きました。

翌日も翌週も変わらずで、ニコニコ預かられて、ニコニコお迎えしてくれる。
拍子抜けを超えて、ちょっと不安になったくらいです。

で、素直に伝えたんですね。
先生に、大丈夫なんでしょうか?と。

すると、「おかあさんが離れてもちゃんと迎えにきてくれるっていう信頼が出来上がってるから、安心して離れられるんですよ」と仰って下さって。
それを聞いて、とても安心したのを覚えてます。
ネットで検索したりして、愛着形成という言葉もその時に知った気がします。

が、泣いて泣いて大変な子のママには「おかあさんが大好きすぎて離れたくないんですよ」と励ましてらっしゃったので、きっとどんな状況でも親が安心するように声をかけてくださるんだろうな…と、プロの対応を垣間見た出来事でもありました。

結局、その保育園に通った2年間、登園時に泣いて大変だった…というのはたぶん、2回か3回くらいじゃないかなと。
本当に、ストレスのない登園ってものすごくありがたいことだったんだな…と、転園してからの登園拒否の嵐で疲弊した私は後になってそのありがたみに気がついたのでした。

今にして思えば、そのことが親としての自信にも繋がっていた気がします。
あの子は私を信頼してくれている。拙いけれど、必要な愛情を与えられている。そんな自信。


新しい保育園で登園拒否をして、なんとか通えるようになって、普通に通えるようになって、だけどなんやかんやと出発を嫌がる毎日。
朝の登園までの時間がこんなに苦しいものだとは。一日のストレスのうち8割くらいが登園時間に詰まっています。やっと職場に着いたとき、もう一日の業務を終えたくらいに疲弊してる。
1歳くらいからずーっと向き合ってる親御さんもいたんだろうなと、やっとその苦労に気が付きました。

まだまだ自分の言葉をうまく言葉にできない4歳なので、何か嫌なことがあるのか、苦手なことがあるのか、行きたいくない理由をうまくいえないだけなのかもしれないけれど、それらもひっくるめてか、決まって「おかあさんと離れるのが寂しい」と言う訳です。

本来ならば嬉しく感じてもいい息子の甘えを寄せられるたびに、あの日の保育士さんの言葉を思い出します。

『安心して離れられるのは信頼関係ができているから。』

あのとき励まされた言葉に、今は傷ついてる自分がいます。

最近のわたしは、子どもと信頼関係を築けていないんだろうか、と。

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