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優秀な社員が辞めていく3大原因

これに関しては、
日本も中国も同じかなと思ってます。

さらっといきます。



①この会社での自分の未来が全く想像ができない



正直に言うと私もこれが原因で会社を辞めました。


私は自分で言うのもなんですが、
会社のために、もっと会社をよくしたい、
もっと大きな会社にするためには何をすればいいのか、
たくさん考えて新たなチャレンジを続けてきました。


至極当たり前のことなのですが、
この当たり前のことを皆考えてやらないわけです。


「どうせ頑張って実績あげても出世して給料上がるわけじゃない」


「どれだけ頑張っても見返りがないんだから、ほどほどに首にならない程度にやってればいいんだよ」



こんなことをよく会社の先輩や同僚に言われました。


はあ?こいつらバカじゃね??


と正直思ってました。


ただ、結果から見ると彼らが正しかったのかもしれません。


もちろん、会社員として生き残っていく為には、
という前提においてですが。




一生懸命会社のことを考えて今後生き残っていく方法を提案し、
訴えかけても、上にいる方々は自分たちの保身しか考えていない。


定年まで波風立てずになんとかやり過ごしたい。


そんな人たちが会社の未来や若い人たちの
芽をつぶさないように何かをやるなんてまずあり得なかったのです。


「悪貨は良貨を駆逐する」(グレシャムの法則)



まさに、これです。腐ったみかんがカゴの中に一つでもあれば、
周りのみかんも腐っていってしまう。
これと同じことです。


そう、優秀な人たちはこういう状況を見て
自分達の居場所が何年経っても変わらないことに気づき
絶望し会社を辞めていくのです。


だって、人を変えることはまず不可能だから。



なら、自分が変わる、つまり働く場所を変える、
という決断を下すわけです。



②上司が部下を指導しない、関心を持たない(無視)


これ日中異文化研修でも
必ず触れる部分でもあるのですが、
世の中には自分のことしか考えない
上司やリーダーが一定数いるわけです。




私自身研修で必ずお伝えするのは、




「部下を預かったのなら、部下の人生に責任を持て」




です。


部下にも部下の人生があります。
養わないといけない家族がいます。
守らないといけない人がいます。



部下の人生設計を本気で考えてあげ、
実行していくのがリーダーです。


これができないリーダーというのは
リーダー失格で、人の上に立つべきではありません。


コミュニケーションで大事なのは、


「相手に重要感を持たせる、与える」



です。



部下に関心を持たず、
指導をせず、
世話をせず、
部下に責任を取らせ、
手柄は全て自分のものにする。


はっきりと言わせてください。



お前、まじ消えろ。



部下の人生に責任を持てない管理職や
会社組織のもとに配属された
優秀な人は「大事にされている」
感覚を永遠に持つことができません。



つまり、帰属感を持ち得ないのです。



帰属感というのは自分の居場所、
自分が安心していれる場所、
と言っても良いでしょう。



どんな人であれ
誰にだって大事にされたいんですよ。


優秀な人なら尚更「そこ」に敏感なんです。


だから、皆辞めてしまう。




③所属部署内での人間関係、価値観の違い、部署内での派閥争い


別に仲良しこよしになれって
言う訳じゃないんですよ。


組織ですし、
会社は営利を追求する組織。


慈善事業とは違う。
お金を儲けて初めて生き残れるし、
社員を養うことができる。


ただ、必要以上に繰り広げられる
管理職や同僚間の出世競争、
相手を罠に陥れたり、
ありもしない風評被害を与えたり、


チームとして体を成してない組織。


皆が自分の利益追求しか眼中にない。



お前は誰の味方だ、
誰につくんだ?
お前こっちに来いよ。



は?


どうでもいいわ、そんなの。




いちいち組織の人全員の
顔色を毎日うかがう。







くだらねぇ......





関わりたくないから、
じゃあさっさと辞めよう、
となる訳です。



優秀な人が辞めていくことで
残る人は上記三つのような状況になっても
なんとも思わない、おかしいとは思ってるものの
他に居場所がない、行けるとこところがない
能力の低い人しか会社に残りません。


こうなってしまうと
どんな凄腕コンサルだろうが
この会社を変革することは
はっきり言って無理ゲーです。


大事なのは、
優秀な人達に気持ちよく
働いてもらうための環境(場所)作り。


会社の風土改革、制度改革、
色々やることはあります。



おっと、さらっとと言いながら
結構長くなってしまった。


今日はここまで。

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