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キャスト紹介④井上多美子さん

12月10日(土)、11日(日)の演劇集団ふらっと第5回本公演「宮沢賢治からの招待状 セロ弾きのゴーシュ」に出演する朗読キャスト紹介4人目は、ねずみ役の井上多美子さん(演劇企画室ベクトル)です。

役者でありダンサーでもあり、制作スタッフとしてもしっかり仕事をされる井上さん。何をやるにしても細かいところまで目がいきとどく優れた方で、稽古場の要としてもう本当に頼りになる存在です(井上さん、いつもありがとうございます)。

実はふらっととのつながりはもう10年以上。劇団前身の「朗読劇少年口伝隊一九四五」実行委員会時代の公演から出演し続けてくださっています。コロナ禍でリアル公演ができなかった期間も、被爆体験詩を朗読する動画やZoom朗読会に出演してくださいました。(井上さんは1:20ごろ登場)

ふらっとメンバーはもう、井上さんに足を向けては寝られません。

そんな長年の強力助っ人井上さん、今回「セロ弾きのゴーシュ」をやるにあたっての質問にはこんな風に答えてくれました。

朗読キャストへの質問
Q.「セロ弾きのゴーシュ」はどんなところが面白い?
毎晩動物の訪問を受け苛立つゴーシュだけれど、動物たちとふれあううちに体は疲れていても心が変化していく様子。

Q.役を演じるにあたってどんな工夫をしている?
地読みは物語の現場にいる空気として近づいたり離れたりしながら読めているか、キャラクターのセリフはその大きさと年齢に合っているか、それぞれのシーンの映像を想像しながら読むようにしています。

Q.今回朗読劇をやってみてどう?
動かないし顔も上げないという制約はありますが、表現しようとするとどうしても顔と体が動きます。笑
複数の役者で、一人の人が読んでいるように繋いでいくのは難しいです。

Q.本番への意気込みをどうぞ!
楽器と朗読のセッションがどんな感じになるのか、奏者も演者もお客さまも相乗効果でノリノリになる様に、生き生きと言葉を発したいと思います。
ぜひ同じ空間で、ご一緒に感じてください!


向上心に溢れ、研究熱心な井上さんは、稽古を重ねるごとに朗読が進化しています。
新たな境地に達した井上さんの姿ををお見逃しなく!

(公演概要)
演劇集団ふらっと第5回本公演

「宮沢賢治からの招待状 セロ弾きのゴーシュ」

■日時
(全3回公演)
2022年12月10日(土)①15:30~
12月11日(日)②10:30~ 、③14:30~

■会場
浜松ピアノ社 3階ホール(広島市中区本通り5-1 )
※会場まで上がるには階段しかございません。エレベーターはございませんのでご注意ください。階段を上がる際、必要な方はスタッフがお手伝いします。お手伝いが必要な方はご予約の際お知らせいただけると助かります。

■出演
(朗読)井上多美子(演劇企画室ベクトル)、梅原拓也(フリー)、キャサリン、後白早智子(Reading Notte)、武田宜裕(INAGO-DX)、三浦雨々
(音楽) 藤田まゆみ(Pf.)、岩崎悠太(Ba.)

■予約
メールまたは電話で受付中!
reading.aloud.team.flat@gmail.com 080-5626-3788(事務局:三輪)

■あらすじ
活動写真館(映画館)付き楽団のチェリスト・ゴーシュは楽団の中で一番下手で、楽長にいつも怒られてしまう。今度の町の音楽会で「第六交響曲」を演奏することになったゴーシュは、チェロを自宅に持ち帰り、夜ひとりで練習することに。すると毎晩代わるがわる動物がやってきてゴーシュに演奏をリクエスト。動物たちに応える中でゴーシュの演奏は自分では気づかないうちに変わっていって…。

※ 朗読劇終了後は、宮沢賢治ゆかりの曲をお楽しみいただけるミニコンサートもあります!

■原作 宮沢賢治、 演出・脚本 梅屋サム

■後援 広島市、広島市教育委員会、(公財)広島市文化財団、中国新聞社、広島テレビ放送

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