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読んだことを忘れたくない あるいは読み返したくなるはずのお話

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活字の海を波乗り中に見つけたお気に入りの記事を残しておく自分用の文集。本棚の片隅に並べて、その背表紙を眺めているだけで申しぶんのない時を過ごせるような小さな出会いの積み重ね。
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#好きなことを仕事にする

社会という枠から外れて【無職になって気づいたこと】をまとめた記録。

最後の職場は2年半務めたアパレルの会社で、特にすっごく仕事が嫌いだとか、会社が嫌だとか、そこまでマイナスな感情はなかったけれど、 このままこの会社で時間を潰し続けることがどうしても許せなかった。 だから私は仕事を辞めることにした。 俗に言う、 ・新しい挑戦 ・ステップアップの為 ・資格の勉強 みたいな、次の再就職に向けてのポジティブな言葉は、悲しいくらいに浮かばなくて、ただ自分と向き合う時間や、好きなことに没頭する時間が欲しい。そんなことを考えていました。 社

私が本当にライターを選んだ日。

ある朝。ふと目を覚ました。まだ眠い。今何時だろうと思って、ベットのサイドテーブルに手を伸ばす。手に取ったスマホは「もう朝の9時だよ」と教えてくれた。 昨日は朝5時まで仕事をして寝たので、9時ではまだ眠い。数カ月前に会社員をしていた時は、もう家を出ていた時間だったが、その姿はもうない。 目も腕も思うように働いてくれない中で、なんとかスマホの通知を確認する。すると、SMSのメッセージが5件届いていた。普段あまり見かけないアイコンの通知に、何事だろうとメッセージを開くと、懐かし

楽しいことがしたくて死を仕事にすることにした

写真は入社式の時のもの。 私は一番右。なんかきらっきらしてるなあ。 そんなわけで今日は「仕事何してるの?」「葬儀社」というと 返答ランキング1位の「え?なんで葬儀社?」について書こう。 お葬式が楽しいってお前頭いかれとるんか不謹慎この上かもしれないが、私はお葬式が楽しい場でもいいと思っている。 そして、そういうお葬式ももっと広がればいいと思っている。 それを肯定してくれたのがたまたま今の会社だった。 大学生の時、母方の祖父が亡くなった。 その時の葬儀がめちゃくちゃ楽しかっ

「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんのライター講座で学んだこと。

3月11日(木)20:00から、YouTubeで『「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんによるライター講座』と題して、「嫌われる勇気」の共著者である古賀史健さんの講座がライブ配信されました。 「ライターとは何か?」という問いかけから始まり、最後の質疑応答まで、古賀さんが終始ゆっくり丁寧に解説くださったのがとても印象的でした。 「ちょっと、レジュメ確認しますね」と、たまに照れ笑いでカンペを見に行く古賀さんの姿がちょっと面白くて、親近感を勝手に感じつつ、107分のセッショ