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読んだことを忘れたくない あるいは読み返したくなるはずのお話

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活字の海を波乗り中に見つけたお気に入りの記事を残しておく自分用の文集。本棚の片隅に並べて、その背表紙を眺めているだけで申しぶんのない時を過ごせるような小さな出会いの積み重ね。
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2020年11月の記事一覧

素直なことばで書く

「素直になろう」 そう思いはじめたのは、文章を書くようになってからのことだ。 1年前「ブロガーになるぞ!!!」と決めて、文章を毎日とにかくがむしゃらに書くことに専念した。 ブロガーというと「アフィリエイトやアドセンスで稼ぐ!」といったイメージだが、わたしはエッセイのような自分の経験談や思いを書き綴るタイプのブロガーになりたいと思っていた。 なので、世間一般がイメージする”ブロガーで稼ぐ”というイメージとはすこしズレていたかもしれない。 どういったことを書けば、人に読

お寿司も指輪も自分で買える、私でいたい

子どもの頃から仕事をバリバリこなす女性に憧れていた。 当時、周りの女の子たちが「将来の夢はお嫁さん」や「20歳台前半で結婚するんだ」という理想の話を聞くたびに、「みんなそんなに早いんだ」とびっくりしていた。 小学生の頃から「すぐには結婚しないだろうなあ」とぼんやり思っていた私。中学か高校の卒業文集で「何歳に結婚したいですか」という質問に対して、めちゃくちゃ譲歩して「28歳」と書いたことを覚えている。 本当は30歳台で書きたかったけれど、みんなが25、26歳といった、割と