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大嫌いな担任と私が教師を選んだ理由

これは私のルーツの話であるけれども、割と重たい話なので、公開しようか相当悩んだし、読める体力と精神力がある人だけ読んで欲しい。

教師をしていたり、教師を目指していると当たり前のように尋ねられる言葉がある。それは、

「あなたが、教師を志した理由は?」

それに対して大抵の人が答える当たり障りの無い回答は、
恩師が素晴らしく、恩師のようになりたいと思い教師の道を選んだ。
私にも確かに、恩師と呼べる人は居る。
ただ、それは教師を志望してから出会った人だ。
私が教師を選んだ本当の理由は、そんなキラキラしていない。

中学の時私は担任と相性がかなり悪く、恐らく担任からも嫌われていた。

その担任はネットでは書けないくらい、そして書いても「嘘松」や「思い込み乙」と言われるくらい酷い指導や行いを生徒に日々しており、私はその行いが許せなかった。
教師になった今も、その担任のことを全ては許してない。
(もしどんな内容か聞きたい人は個人的に聞いてね♡)

15の夏、その担任から

お前は、俺の半分しか生きていない。そんなお前に何が分かる。

と個人的に呼び出されて指導された。
その時に、ショックや絶望を通り越して

いや、こんな奴に日本の教育任せてたら、日本終わるんじゃね?

と思い、教師になるのを決意。

許せない思いと教育や教師との関係性で苦しむ子どもを救う為に絶対に教師になるという歪んだ思想を胸に大学受験をし、なんとか土壇場で教育系の大学に合格した。

高校の卒業式でその担任を見た時、

「あなたのこれまでしてきた行いは到底許せないものだけど、教師になろうというきっかけを与えてくれたことだけは感謝してる」

とめちゃくちゃ上から目線で何様かよ思えるが、そう思えるようにはなった。
だけど、その言葉を伝えることは未だ出来ていない。
本人に伝えたら恐らく喧嘩になるだろうけど笑

私が大学に入学し暫くして、その担任は学校内の先生と不倫していたことや様々な悪事がバレて、免職となった。
但し免職の際に、教員免許状を剥奪されなかったが為に、(そんな制度無いのかもだけど笑)
今は他県の高校でまた教員をやってるらしいとも風の噂で聞いた

このように、私は、教師という職業を選んだ理由が、反面教師という世間一般から言って美しくない理由だが、なんとか反骨精神をエネルギーにして大学院にも行ってしまったし、本当に教師になってしまった。

怒りとは、我ながらとんでもない力だ。

どうか私のような子どもが今後出てこないことを祈りつつ、私は教師として常に正しい行いをしているのだろうかと毎日考えている。
そんなこと無理なのかもしれないけれど…。

子どもが苦しまないように、子どもが悲しまないように振り返りながらも未来へと導いていける教師になっていきたいなぁ。頑張るわ。

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