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A:家族・家庭生活「人間は生涯を通して発達し続ける」

 アメリカの精神分析学者E.Hエリクソン氏は「人間は生涯を通して発達し続ける、青年期はアイデンティティを模索する時期である」と主張しました。

 教科書の「豆知識」のコーナーで語られている一説です。最近、たまたま拝見した資料でMICの研究から脳のピークは能力ごとに異なっているということが語られていました。生徒たちへの語りにはもってこいのお話だと考えたので、こちらでご紹介します。

  • 18歳・・・総合的な情報処理能力と記憶力

  • 22歳・・・名前を覚える能力

  • 32歳・・・顔認識能力

  • 43歳・・・集中力

  • 48歳・・・感情認知能力

  • 50歳・・・計算能力、新しい情報を習得し、理解する能力

  • 67歳前後・・・語彙力

 若い頃は単純な記憶力や、柔軟性や瞬発力を伴う脳の力にピークがあります。それに対して、年齢を重ねると人生経験を積んだからこそ伸びていく脳の力がある。

 年齢を重ねることを肯定してくれる、素晴らしい研究だと考えました。

 私は32歳です。ちょうど顔認識能力のピークなのに、マスクがそれを邪魔している。そして、まだ集中力が育っていないことについては、安心してよいのですね。

 色々な話題に行けそうなお話です。脱線しがちな私は中学校に戻ったらどんな授業をしてしまうのでしょうか。家庭科のほそ道。今日はこれにて失礼いたします。