暇を持て余す故、恋愛について吐露する

愛されていると知っていながら
あなたを手放す理由をいつも探し続けてる
当初から感じた違和感は消えずに
一日中私は自問自答する
これで良いのか?幸せなのか?

私の、“愛してる“なんて
本当かどうか自分でもわからない
だから、あなたも多分何か気づいているはず

金も仕事も地位も清潔感もまるで
あなたの身辺には最初から存在しないようで
哀れや情けに侵食された汚い私の心は、
一つだけ光っていたあなたの将来性に
望みを託し私の時間を注ぐ

愛情という言葉の裏に潜む過干渉は
若者の自立心や自主性の成長を阻害し
愛情のもとに日々行われる洗濯掃除料理
私がそれらをやめたら
あなたは代わりに全てをこなしてくれる?
“する”と言う口先に私の将来を預ける不安
“何故信じてくれない“と言われても
この数ヶ月見てきたあなたの行動が
私の生活基準や態度とマッチしないから
そう感じてしまった心の声を
無理矢理ねじ伏せる事ができないだけ

晩になり寝床に入る前に携帯がなる
ぶつくさと文句を言ってしまうのは
自分の心に整理がついておらず
あなたと交際している現実に慣れていないから

もうすぐ3ヵ月の日が経つ
好きな料理も
最も好きな歌手も
過去のことをほとんど知らずに流れた日にち
逆も然り、あなたは私の何を知ったのか

自粛を繰り返すこの特殊な年月
私のこころの隙間を埋めるように
日常に溶け込んだあなた
こんな自然な恋愛は今までなかったなと
暇を持て余す私は思考を巡らせ
食事を飲み込むように
季節が当たり前に変わるように
自然に任せて
結局
あなたの存在を受け入れることにしたのだ

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