夏休み、LUNAR2 エターナルブルー を買ったおもいで


このnoteにはじめて文章を書いてから
もう半年以上経ってる。
ことごとくSNS向いてないなぁ、と思うけど、
書く気が起きたから久しぶりに書く事にした。
といっても大それたことは書けないけど。
ここ最近暑くなってきて思い出した、
小学生の頃の思い出を書き起こそうと思う。


夏休みお決まりの冒険

6歳から12歳の6年間、私は夏休みを丸々使って
母方の祖父母の家に1人で行くのが恒例だった。
私の実家は関東、祖父母の家は東北。
6歳から、毎年1人で飛行機に乗っていたのだ。
(なので夏休みのラジオ体操の経験無いです)
子供1人でも安心して乗れるよう、乗務員さんが
対応してくれるプランのようなものを使っていた。
(調べてみたら今もそういうプランがあった↓)
JAPAN AIRLINES お子様だけでのご旅行について

だから不安も少ないし完全に1人という訳ではないのだが、
当時の私の周りで私のような帰省方法の子は居なかったので
内心とんでもね〜大人な事をしているなぁと自慢気でもあった。
(顔に出るタイプなので多分バレてたけど)

いつもと違う、夏休み

私が祖父母の家に行っている間もは父母は
仕事があったし、4歳下の妹は保育園に行くため、
夏休みの間は家族に会わないことがほとんどだった。
だけどその年は、私にとっていつもと違う夏休みだった。
というのも、父母妹が8月中旬に3泊4日で祖父母の家に来るというのだ。

しかし実はそのタイミングで
私は母の姉家族一行と、ハワイなテーマパーク
泊りがけで行く約束をしてしまっていたのだ。
祖父母の家の周りはお祭りがある日こそ盛り上がるが、
普段は割と何もなく、宿題が終わった後は暇な時間がやまほどあった。
(暇なくせにゴロゴロしかしないので毎年5キロ太って夏休みが明けていた)
そんな私にとって姉家族が誘ってくれたハワイ〇ンズはとても魅力的で、
刺激的なイベントだった。だが、もし私がハワイ感を満喫しに行った場合、
父母妹とは実質1泊分しか一緒にいることができない。
苦渋の決断だった

私は家族との時間ではなくハワ〇アンズを選んだのだ


ハワイアンの祟り

母の姉家族とともに行ったテーマパークはそれはそれは楽しかった。
水着なんてスクール水着しか持っていなかった私だが、
すっげーカラフルなボーダーの水着を買ってもらった。
↓がもっとえげつない原色になった感じの水着だった

画像1

※海外輸入品のようなのですが、画像のみ残っており商品ページリンク切れでした。


きれいなお姉さんが躍るハワイアンダンスは最高だったし、
ハワイ的なご飯も食べて私の心はすっかりハワイの女になっていた。
(現実は派手な水着着た太った小学生だった)

だが母の姉家族(母の姉・旦那・息子)の一家団らんに
お邪魔している自覚も幼いながらに十分あるので、
少しその場から離れて1人でプールで遊ぶことにした。


そこで悲劇はおこった
プールの中でも人がやたらと少ないエリアがあったので、
そこに泳いで行ったのだが、人が少ない理由がすぐにわかった。
実はそのエリアはほかのエリアと比べて、かなり水深が深かったのだ。
身長140センチそこらの私はどうやっても足が底に届かない。
とぷん・・・と静かに身体が沈む。息ができない。
やばい、これ死ぬやつだ。


「ザっパン」


割と静かな水を打ち付ける音と共に顔が水からあがる。
監視員さんが飛び込んで助けてくれたのだ。
(監視員さんは結構筋骨隆々ながっしりとした方で、
私はこの事件以降筋肉質な人に自然と目がいくようになってしまった。幼い頃の経験が性癖を作る例である)
溺れて助けてもらったのに、監視員さんの静かな入水のおかげか、
思いのほか周りに注目もされなかったのは良かった。
家族との再会より、ハワイア〇ズを選んだ祟りだと思った。

久しぶりの家族との再会

溺れたりこそしたけど、一通り楽しんで祖父母の家に帰ってくると、
家族と久しぶりの再会。その時の感想は素直に嬉しかった、といえる。
母妹は帰る数日前に来て一緒に帰る年もあったが、
父は私が知る限り、はじめて祖父母の家にいるところを見た。
大人になった今はわかるけど、大人になったらそんなに仕事休めないし、
結構頑張って休みとってきたんだなぁと思う。
大好きな家族も祖父母も親戚もあつまる楽しい夏休みが私にとっては
嬉しくてしょうがなかった。

別れの時間

だが時間というのはあっという間に過ぎるもので、
父母妹は東京に帰る日となった。
私がハワイ被れになっていたせいで一緒の時間は本当に一瞬だった。


私はここぞとばかりに泣いた


自分だけハワイに被れて楽しい思いしてたくせに、泣いた


なんだったら2週間くらいすれば実家帰るのに、おいおい泣いた


駄々をこねまくったのははじめてだったと思う
私は親戚中でも一番上の子供でお姉ちゃん扱いされる事が多く、
結構いい子ちゃんぶってたのだが、この時はみんな困っているのがわかった
飛行機に搭乗する間際、母が祖母に耳打ちをしているのが見えた


祖父母が連れて行ってくれたのは

空港での見送りが終わった後、祖父の運転する車に揺られながら、
私は完全に悲劇のヒロインになっていた(まだぐずってた)
そんな中、祖母の「着いたよ」の声で外を見ると、祖父母の家ではない。
祖父母の家周辺で唯一あるおもちゃ屋さんの前だった。
祖母は言う、
「すきなおもちゃ1個買ってもいいよ」
私は一気に天へ舞い上がった


私が選んだのは

最後に母が祖母に耳打ちしていたのがこのおもちゃ屋の事で、
私ははじめての駄々こねは大成功を収めたということになる

興奮しつつ、おもちゃ屋に入ると中はそこそこ広く、
お客さんは私たち以外居なかった
商品はゲームのライナップのほうが圧倒的に多かったのと、
当時ゲーム機はプレイステーションが一番好きだったので、
プレイステーションのゲームを買うことにした。
その時目についたのがLUNAR2 エターナルブルー」(※1)
(やっと記事のタイトルの話題までこれた)

画像2

主人公ヒイロ(上:CV緑川光)、ヒロインルーシア(下:CV横山智佐)
全体的に声優陣が超豪華(その当時は全く気付かなかったけど)

普段は父母の目線を気にして子供っぽい絵柄のゲームを選ぶ傾向に
あったけど、このゲームは当時の私にとっては大人がするゲーム、
という印象だったのでドキドキしながら選んだのを覚えてる。
絵が普段私が見ている少女漫画とは違う雰囲気だったし、
このパッケージを見て自分が今まで見たことのない、
とんでもね~ゲームかもしれないと思ったのだ
wikiで対象年齢を調べたところ、CERO:B(12才以上対象)だった。
しかも、このゲーム、小学生のお小遣いで買うには手が届かない値段
(確か当時6000円くらいしていたと思う)
両親の目も気にならない、自分のなけなしのお小遣いを使わなくてよい、
今が買い時だ!!!!そんな気持ちで祖母にお会計をしてもらった

LUNAR2エターナルブルーを買って

ルナ2エターナルブルーは、とにかくキャラクターや設定が
当時の私にとってかなり目新しかった
(お楽しみ要素としてブロマイドを集めるシステムがあるんだけど、
 女の子のイラストが画面いっぱい出てくるのがドキドキものだった)

【ざっくばらんなあらすじ】
考古学者の卵のヒイロが、全体的に青い塔で
青い星からやってきたというルーシアと出会い、
ルーシアを追ってくるアルテナ神団から
守りながら女神アルテナに会いに行く話

読解力が無い感じの小学生だったから、話がわからないことも
あったけど、とにかくゲームシステムやドットの雰囲気、
キャラクターの可愛さに夢中になって遊ぶことができた

画像3

ヒイロの相棒の謎の生き物、ルビィ。戦闘サポートとかもしてくれる。
ヒロインに敵意メラメラなのが可愛い



余談だけど、ロンファという元神官で現博打好きのサイコロを使って
戦う周りからおじさん扱いされる老け顔19歳のキャラ(CV:置鮎龍太郎)が今思うと属性過多。

画像4

確かに主人公ヒイロと比べるとちょっと老け顔ではあるロンファ。
だが私は今28なので、彼でおじさんなら私はもうばあさんである


※大分後に発表されるドラクエ8というゲームでも神官でイカサマが得意なキャラが居るが、神聖なものと博打ってやっぱりギャップ面で相性が良いのだろうか?

後日わかったこと

人生で数少ない駄々をこねて手に入れたゲームは結果的に大満足できる
内容だったし、今もたまにやりたいなぁと思える思い出のゲームになった。
だが、後になってわかったことなのだが、
母か祖父母がお金を出してくれたと思っていたが、実はあの時、
「おもちゃ買ってあげて」ではなく「おもちゃ好きなの買うよう促して」
ということだったらしく、
私のお年玉からちゃっかりゲーム代金全額ひかれていた


私が一人で駄々こねた後、一人で6000円のゲーム買っただけだった




・・・・・・・・・・・・・・・・・面白かったからいいけどね!!!




おわり






※元々メガCD用だったのがセガサターン版にリメイクされ、PS版となったらしいです。ルナシリーズはほかにもたくさんあるらしいですが、私はPS版のルナ2のみプレイしました。

※現在、ルナ2エターナルブルーはPSアーカイブスで配信されている模様。お値段税込628円(2020年6月現在)当時から90%オフ・・・??やばい
記憶あいまいな部分も多いのでまたプレイするためにポチるつもり

※画像は公式サイトより引用致しました

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