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コロナに左右される人類

今、2度目の緊急事態宣言が発令されようとしている。東京では大みそかに初めて1000人を超えてから今も高い水準でここまで来ている。この2020年はコロナに左右される人類であった。メディアの影響力が強く、日々の感染者に一喜一憂して感染者が多いと不安になり、少ないとこれからのこの生活に期待するといった世界であった。しかし、この振動状態が続くと人類と経済は耐えられないと思う。なぜなら、人は考えることを拒み、不安定な状態が続くと周りの人々と同じような行動をする習性がある。まさに去年の4月にトイレットペーパーが売り切れになったようなことである。また、人類は思ったより早く環境に適応することが出来るため、慣れによって恐怖がなくなり、まとまることが難しくなってくる。そのため、コロナの感染者の数や重症者の数によって日々の生活が左右される。ではこのようなコロナに影響されないようにするにはどうすればよいか。答えは1つだけあると考える。

それはwithコロナ中心の生活様式にコミットすることである。このwithコロナは安宅さんと落合さんから始まった言葉である。withコロナとはコロナと共存することである。要するに3密を避けるような生活様式である。オフィスに出勤することをせずに在宅や開放的なスペースで仕事をすることであったり、外食からデリバリーに変えたり、家を改装し、より住みやすくする工夫であったりである。多くの人はもとの世界に戻りたいと思うが、それはもう期待しないほうが良い。日本も2020年の7月から感染者が減少したため、飲食店やイベントなどの規制を段階的に解除した。その結果、2020年12月にコロナの感染者が増えてしまった。これは2019年までの世界はコロナとの相性が良くないことを証明した。そのため、2021年からは新しい生活様式にする必要がある。特に経済に固執する必要はない。安定した生活を暮らしていけるような収入を得て、自由時間を自分の好きなように過ごせばよいのであないかと考える。中村朱美さん著書の「売り上げを減らそう」を読めば、このような考えに至るのではないかと思う。

このようにコロナ後の世界を2021年は考える必要がある。2019年の世界に戻るのか、それともwithコロナの生活にするのか。僕は後者に1票であるが、政府がはっきり述べて国民を誘導する必要がある。2021年もコロナに一喜一憂する人類であれば、これからの課題はますます増え、苦しい生活が続いてしまう。今後10年の世界を決めるのはこのコロナからどのような世界にするのか考える2021年なのかもしれない。


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