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情報化社会を直接民主主義へ

独裁的な監視社会になるのは誰だって嫌だろう。
一方で技術の進歩は止まらないし、止めたところでアナログ時代からの
不透明で非効率な既得権益を延命させるだけだろう。

そもそも自民党は、長らく選挙のインターネット活用に抵抗してきた。
その為、苦肉の策として中選挙区制から小選挙区制になったのだが…
逆に野党にとって不利になってしまい、今に至るのである。

政府与党は選挙のインターネット活用をより進めることはしない一方で
マイナンバーカードの強引な普及活動はしている。
これは、どうにも不味い流れだと思う。

今を生きる私達の目の前にある選択肢とは何でしょう?
それは極めて大まかに言うと、『独裁的な監視社会』と『直接民主主義』の二択なのです。

この二択に関しては、第三の選択肢は無いと考えられます。
つまり、独裁的な監視社会が嫌なら、必然的に直接民主主義を進めるしかないのです。

直接民主主義といっても、主に二つの選択肢があります。
議員・首長・首相などを直接選挙で選ぶ方法と
法案・政策に対して直接投票する方法です。

前者では利権問題が結局解決しないという意見があり、
後者では投票前の取り纏めの仕組みをどうするかという問題があります。
上手くハイブリットするのが効率的なのかも知れません。
いずれにせよ、所要時間と経費を考えたら、投票方法の電子化が必要です。

そして何より前提として必要なのは、大多数の有権者が参加することです。
慣れない人にとっては、かなり面倒です。

ならば、こう考えてみてはどうでしょう?
サークルや合コンなど、仲間探しや婚活と同じです。
誰かと繋がりを持とうとした場合、何かしらの話題や活動が必要です。
今の時代は昭和と違い、同年代なら誰しもが見ているTV番組など無いので
政治談義はその代わりです。

ただ、一つ注意しなければいけないのは、『常識』『正義』は持ち出さないほうが良いでしょう。
妙な論破で相手の意見をねじ曲げても、誰も望まない結果になる可能性が
高くなるだけです。
会話の終着点は、あくまで互いの考えの一割以上を理解することです。

間接民主主義の多数決な社会に生きていると、つい皆が同調してくれそうな範囲で最もマシな選択肢にベットするのが現実的と考えがちですが…
後になって皆の本音を聞きいたら、実は自分の本音と同じでしたという
可能性だって高いと思うのです。

ならば最初から、自分の本音を言って、皆も本音を言いやすい雰囲気に
したほうが断然お得だと思いませんか?

話は少し変わりますが…
選挙の投票を電子化すればいいと発言すると、改竄されたり誰に投票したか把握される可能性があるから駄目だと反論する人達が居ます。

指摘された懸念は勿論、その通りなのですが、何事にもリスクはあります。
だからこそ、世の中には警察をはじめとする取り締まり機関があるのですから、その懸念は取り締まりの方法を議論する場で言うべきと思うのです。

冷静に会話するとか、適切な切り分けをするとか、正しい疑問を持つのは、
本当に難しいことですが、未来のために必要なスキルとなるでしょう。
まずは自分の本音を把握することから始めるのが良いと思います。

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