いつか行ってみたい場所に行ってみて気づいたこと。

2016年を振り返ると、ヨーロッパを中心にたくさん旅行をした。

去年は友達の結婚式や旦那の行きたい国など既に場所が他の人によって決まっている場所が多かったけど、今年の旅行先はずっと前から私が行きたいと思っていた場所に旦那を巻き込んで行ったことが多かった。

まさに長年の夢を叶える行為そのもの。

いつか行きたい場所というのは鮮明にイメージが頭の中にあるし、こういった経験ができるんじゃないかという期待がはいる。今はインスタグラムもあるからここから写真を撮って、このカフェに行ってお茶しようとか具体的な予定も行く前に建てられる。

そうやって準備していったギリシャのサントリーニ。

サントリーニ島は日本人の新婚旅行先で人気の場所だし、海外生活している間に行っておきたい場所だった。

サントリーニのイアに無事ついて、JALカードのCMと同じ景色が目の前に広がって、あぁーこれがと思う瞬間がいよいよやってくる。

CMと同じ、みたかった景色。上でも下でもない、そのままの景色が広がる。

その時に思ったのは綺麗だけど、もうこの景色どっかで見たことあるなぁという感覚だった。

この旅に出るまで、私は誰かのインスタグラムで絶景と紹介されていた景色を私も見たいと思ってた。誰かがものすごく感動したなら、私も見たら感動するはずと思ってた。

でもちょっと違った、私にはこの前日に立ち寄ってた違う小さなギリシャの島のほうが数倍美しく、心が躍った。

今は世界の秘境も簡単に知ることが出来るし、どうやって行くのかも写真付きで丁寧に説明されている。

でもそれをなぞって同じ経験をしても、同じように感動できるかは違う。

知らないようなことが起こる、思いがけず寄り道する。旅には予定外の出来事が起こるくらいの空白が必要、あえて調べずに目の前にあるものを選んでいくという行為も今の時代旅を楽しむヒントかも。

5年後にはどこの国にいるのかも分からない不透明な人生を私が何よりも楽しめているのは(時に不安になることがあっても)常に新しい発見にドキドキしたいからかな。

少しがっかりすることがあっても、いつか行きたい場所に行ったというのは達成感もあるし好き。

だけど来年の旅行の計画はもっとアバウトに出会う景色に驚きたい。










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