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多様性に出会った私、どうする?

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カタリバRootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援事業)が活動をはじめて4年、様々なバックグラウンドを持つ大人の方たちが、外国ルーツの若者と出会い、応援の輪が広がっています。…
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外国ルーツの高校生との出会いがもたらした、私の変化

カタリバのRootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援)に所属する私は、外国ルーツの高校生が日本の企業でインターンシップを行う「Rootsインターン」を担当しています。そんな私にとって印象的だった生徒のエピソードや、自分自身に生まれた変化についてお話できればと思います。 ―――――――――――――――― 今は外国ルーツの高校生支援に関わる私ですが、カタリバに入るまで日本で外国ルーツの子どもの人数が増えていることや、彼らを取り巻く課題を知りませんでした。カタリバへの転職を

「普通」の中の多様性 - 社会課題に主婦のわたしが向き合える?-(前編)

こんにちは!スタッフの青山(仮名)です。 2023年の4月から、業務委託スタッフとしてRootsプロジェクトに携わっています。 Rootsプロジェクトに入る前、”外国”とのつながりは、日常の中にありませんでした(と思っていました)。 そんな私がSNSで見かけた一つの記事から繋がった、 外国ルーツを持つ生徒との出会い。 不安ながらも踏み出しながら見つけた意外にたくさんあった彼・彼女らと私の共通点、そしてこの半年間接する中で生まれた自分の中の変化を文字にしました。 前編:

「普通」の中の多様性 - 声が届く社会をつくりたい-(後編)

こんにちは、カタリバRootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援事業)スタッフの青山(仮名)です! 後編では、「こんな社会になれば、彼らがもっと生きやすくなるのではないか」私なりに自分の過去と外国ルーツの高校生たちとかかわる中で見えてきたことを言葉にしてみました。 外国ルーツの生徒を取り巻く社会について知るにつれ、 厳しい現実が浮かび上がってきます。 生徒が立ち止まっているとき、単純な応援はできない、、と感じます。 どうにもならないことを目の前にしたときは、「苦しい想

「やる気がない」ではなかった、高校生たちが抱える壁に気づく

こんにちは!スタッフのれいなです。 NPOカタリバ Rootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援事業)にて、note記事の編集や生徒のキャリア探究を担当しています。 外国ルーツを持つ高校生のキャリアについて、生徒と一緒に対話し考えていくとき、生徒の反応がなくて「大人が関わることを望んでいないのかも」と不安になったり、約束していた時間に来なくて「生徒はやる気がないのかも」とヤキモキしてしまう瞬間があります。 1. メッセージのやり取りが滞ってしまう 2. 生徒自身が希望し