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わたしがフリーランスになったわけ。

ある人に影響されて文章を書き始めた。
その「ある人」についてはまだ別の機会に書こう。

最初なので、自己紹介も兼ねて私がフリーランスになったわけをつらつらと書いていこうと思う。

先に言っておくと、私はとても文章を書くのが苦手だ。
だからきっと途中で脱線もするし、何を言っているのか分からなくなると思う。
だけどまあ、今の気持ちをここに残しておくのは大事だと思ったから、とりあえず頭に浮かんできたことをひたすら書くことにする。

今のわたし

現在は代で言うと新卒2年目だ。23歳である。
大学を卒業してから就職をせずにフリーランスになった。

仕事は、主に
・Webやチラシ、パンフレットやポスターなどのデザイン
・Instagram投稿用デザイン
・結婚式エンドロール撮影(新型コロナにより営業休止中)
・プロフィール写真撮影
・イベントの写真or動画撮影&編集
こんな感じ。

他にもなんか良いなあと思ったことには手を出しているから、多拠点生活のことだったり、広告運用、SNS運用、建築関係など様々な分野に手をつけていたりする。

大体初対面の方にこのような自己紹介をすると
「新卒からフリーランスなの?なんで就職せずにフリーランスになろうと思ったの?」と9割の人に聞かれる。
もう何回も聞かれすぎて自分の中でテンプレが完成している。
無意識でも口が勝手に話すんじゃないかってくらい(笑)
でもあえて今回はじっくり考えて書いてみようと思う。

ちなみに私はデザイン系の大学へ行ってたわけでも、動画や写真系の学校に行っていたわけでもない。
体育会系の大学でスポーツトレーナーになる勉強をしていた。

ひとつ目のきっかけ、アメリカ留学。

今考えると、アメリカへの短期留学が、私の考え方を変えたひとつ目のきっかけなのではないかと思う。
もちろん当時はそんなこと思ってもなかったが。

ずっと海外に留学に行きたいと思っていた。
でも私の家はそんなに裕福ではないから、留学どころか海外旅行すら行けないと思っていた。
なんせ海外旅行というのは何十万もかかるものだと思っていたから。
だから行きたいとは思っていたけど、別に口に出すことも本気で行こうとも思っていなかった。

しかし、当時アルバイトをしていたDr.ストレッチのお客様にサラッと「留学とか行ってみたいんですよね〜」と言ったらこんなことを言われた。

「海外には学生のうちに行った方がいい。本当に。今経験することがとても大事だよ。本当にオススメする。」と。

今まで本気で考えたことのない留学だったが、これだけ言われたら気になる。そして家に帰ってすぐに資料請求をした。
今ではそのお客様に心から感謝している。元気かな。

そしてそこから3ヶ月後にはアメリカに飛んでいたから人生って面白い(笑)

留学の話もまだ今度詳しく書こうっと。

人は人、私は私。

初めての一人で飛行機、初めての海外、初めて親元を離れての生活。
たった2ヶ月、夏休みの間だけの留学だったが、ここでかなりカルチャーショックを受けた。良い意味で。

一番最初に感じたのは、
「こいつら主張すげえ。」

人の目なんて気にせずに、自分のしたいことを堂々とやっている人の多いこと!
今までずっと人の目を気にして生きてきて、自分の意見を言うことなんてほとんどなかった私からしたら衝撃の世界でした。

人の顔色伺ってコミュニケーション取ろうものなら、一瞬で授業も置いていかれるし、何が言いたいのか、どう思っているかも分からないから友達にすらなってくれない。

「もっと自由で良いんだな。もっと気楽に生きて良いんだ。」

人が賑わうビーチで、ひとりでそう思った記憶がある。

今思えばこの経験が今の私の考えに強く影響していると思うし、親、友達、先輩、先生の顔色を伺って話すことがなくなったのもこの頃からだったと思う。

そしてこの頃から、もっといろんな文化を知りたい!世界にはどんな人たちがいるんだろう!と思うようにもなる。

世界を旅するにはどんな仕事に就いたら良いのだろう。
卒業したらワーキングホリデーを使ってまた海外に住もうかな。

そう考えるようになったのもこの頃からだ。

大学3年の春、就活。

留学から帰ってきてからも、まあ相変わらず大学生として人生を楽しんでいた。
ただやってくる就活解禁の日。
3月1日だ。

今でも覚えてる。
スーツを着て、幕張メッセに、就活解禁なんとかみたいなのに行ったこと。みんな真っ黒のスーツ着て、真っ黒の髪の毛で、おんなじ髪型で、恐怖だった。

そしてこの頃も、来年からは海外に行こう、なんてことをふんわり考えつつも、ちゃんとは考えていなかったから、とりあえず就活をしていた。

スポーツ健康科学部で、アスレティックトレーナーと呼ばれる、アスリートのコンディショニングやトレーニング指導、競技復帰までのリハビリを指導する、スポーツトレーナーになろうと思って、この大学に入って勉強していたから、就職先もスポーツ関係しか見ていなかった。

その後、いくつかの企業を受けたが一社を除く全ての企業はなんか最終面接には行きたくなくて断った。(とても迷惑)

そしてその一社から無事内定をいただき、就活を終え、再び飲んでは歌い、歌っては飲み、の大学生活を送っていた。

大学4年の秋、衝撃の出会い。

自分で見出しを書いて笑った、あまりにもドラマっぽすぎる(笑)

でもここで本当に素敵な衝撃の出会いを果たしたのだ。

なんか明かして良いのか知らないけど、どうせここまで読んでいる人はとてもコアな人間だと思うので、実名を出すことにする。
別に秘密にしてとか言われてないし(笑)

平昌パラリンピックのスノーボードの種目で金メダルを取った、成田緑夢選手と、話す機会があったのだ。

「今夜くらべてみました」という番組に出ていて、うわーイケメンー、この人彼氏にしたら面白そう、楽しそう、良い考え持ってそう、良いなあ。と思って、Twitterをフォローした(笑)

その頃、どういうわけか、成田選手はTwitterで一日秘書&ドライバーを募集していた。一般の人に向けて。

そこでなんとなくまあ無理だろうとダメ元でDMしてみたら、じゃあ明日お願いします!となり、突然会えることになってしまったのである。
本当に突然すぎて、心臓飛び出るかと思った。

そして当日、移動中で色々な話をしていただいた。
その中で一番、私に響いたのが、そして人生を深く考えるきっかけになったのが、

「いつまで時給、月給、年収に縛られるの?」
という言葉だった。

今、時給1,000円で働いているんだよね。
お客様からは60分6,600円(当時)頂いている。
じゃあ自分の時給1,000円を引いた5,600円はどこへ行ってると思う?
そう、会社だよ。
じゃあ、これは例えだけど、自分の身近な親や親の友達限定で、お店に行ったら6,600円だけど、私の家に来てくれたら半額の3,300円でストレッチしてあげるってしたらどう?時給が3,300円になったでしょ。
そうやって考えたりしないと一生、時給に縛られたままだよ。

本当にありがたい。一生忘れないと思う。今またもし会えるのであれば、もう心から、あの時は本当にありがとうございましたと、お礼を言いたい。

人生について考え、鬱になる。

そこからやっと、自分が本当にやりたいことはなんなのか。
ずっとスポーツしか見てこなかったけど、それはものすごく視野が狭かったのではないかと思い始め、興味がなくても、とりあえず世の中にはどんな仕事があるのか、旅しながら生きるにはどうしたら良いのか、をやっと真剣に調べ始めたのである。

ただ、やはり時すでに遅し。である。

現在の新卒採用の方法に疑問を持ち始めたのもこの頃だ。

就活のスタートダッシュに間に合わなかったり、その波に乗れずに決められなければもう新卒での採用は不可能。
あー人生終わったなあって、もうやりたいことすらわかんない。人生どう生きて行ったら良いのだろう。
って今思えばあの時、鬱状態だったと思う、夜徘徊してたりしたもん(笑)

でもそこでたまたま、世界一周しながら動画を作っている人の映像をYouTubeで発見した。

映像がとても綺麗で、行きたくなったし、ああこれだ、私こういうのやってみたい!って思って、じゃあどういう企業があるのかなと調べて、たどり着いたのが今やっている結婚式のエンドロール撮影を個人事業主に業務委託している会社だった。

私もしかしたらまだ全然知らないことがたくさんあるだけで、やりたいことって他にもたくさんあるのかも!
やったことないから興味ないだけで、やってみたら面白いのかも!
そう思い始めたのがこの頃だ。

そしてその勢いでこの頃からなぜか某夢の国のカメラマンキャストを始める。

いよいよフリーランスの道へ。

徐々に大学卒業へと近づいてくる。
それと同時に、自分の4月からの環境も決めなくてはいけない。(まだ決めてなかった)

内定も、スポーツ関係の会社と結婚式撮影の会社、二つ持っていた。

この頃はさすがにワーホリするのにはお金が足りないと気づいていたから、その選択肢は一旦なくなっていた。

1月、なぜかWebデザインに興味を持ち始める。
(これは本当に覚えていない。だからストーリーもない笑)

3月、卒業式。
卒業式の日に配られた進路アンケート。
そこで「就職しない・起業する」の欄に丸をつけたことで、自分の意志がやっと固まった。

スポーツ関係の会社へ内定辞退の連絡を入れた。

フリーランスになったわけ。

・朝起きれない
・毎朝人に潰される埼京線とか乗りたくない
・社会人とか想像できない

正直、こういうネガティブな動機もあった。

今振り返れば、きっかけになっていたことはたくさんあった。

でも一番大きい理由は、
「まだ知らない世界がたくさんある!もっと知りたい!いろんなことを経験してみたい!」
だと思う。
大学生のうちにたくさん経験しておけば良かったなあ、とも思うけど。

「フリーランスになるって決断した時、不安はなかったの?」
これもよく聞かれる質問だ。

でも私の回答は決まってNO

お金に困ったらバイトすればいいし、バイトさえも大変だったら、ガールズバーだって風俗だってあるし、仕事がなければ生活保護だってある。
まあ甘い考えだが、勝手にそう思って、じゃあ今のうちにやりたいことやってしまった方がいいなと、思ったからだ。

新卒ブランド捨てるの怖くない?
ともめっちゃ言われたけど、新卒でしか入れない会社なんてこっちから願い下げじゃ、なんて生意気に思ってたりした(笑)
若いうちに失敗して、あとから就職となってもその失敗談で、いけるんじゃないか、みたいな。
(世の中そんな甘くない)

最後に

こうしてフリーランスになったわけです。

1年間無我夢中に目の前のことをこなすことで精一杯で、もちろん一人でなんか何もできていなくて、最近は私には何もないな、って思うことも多々ある。

だけどそれでもここまで生きてこれたのは、この1年間で出会った人たち全員に助けられてきたから。

綺麗事に聞こえるかもしれないけど本当にそうなの。

何にもスキルも実績もない私に最初に仕事を任せてくれた人。

私の撮る写真、動画の雰囲気が好きだから、ぜひお願いしたいと言ってくれた人。

自分が若い時に経験したかったと思うことを提供していくことが、今の生きがいだと言って、経験させてくれる人。

いつもいつも感謝しかない。

本当に人に恵まれて生きてきている。

本当すごいね!ともよく言ってくれるが、私がすごいのではない。私に仕事を任せてくれる人がすごいのだ。

こうやって今までお世話になってきている人たちに、私のできる最大限の貢献をするために、全力で役に立つために、仕事をしていく。

「人の役に立つ仕事をする」
これが私の生きがいだから。

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