見出し画像

満を辞して神護寺展に行ってきたぞ!レポ

みなさんこんにちは!お久しぶりです。
#美沙 です✌️
暑い日が続きますが、それでも少しだけ秋の訪れを感じる瞬間が増えてきたような…?🍂

少し前になりますが、上野の国立博物館で行われている神護寺展に、#石野 と美沙 で行ってきました。
あまりにも素晴らしい展示でした。レポいたします!

まず、今回の目玉は両界曼荼羅(高雄曼荼羅)
前期と後期で展示が違い、私たち2人が実物を見られたのは金剛界曼荼羅の方でした。(もうひとつは胎蔵界です)

皆さんにあらかじめご説明したいのですが、金剛界、胎蔵界とはなんぞや?という方々、いらっしゃいますよね?
歴史オタクの美沙が簡単に解説をさせていただきます。

そもそもこの神護寺展で基盤となっているのは、有名な『空海』と、『密教』という宗派です。密教では『大日如来』が非常に大切な存在でして、密教の二大経典である『大日経』と『金剛頂経』の教えを図解しているのが曼荼羅です。
曼荼羅には2つの世界があり、それが金剛界と胎蔵界。

大日経は大日如来の説法についての書物で、その真理、つまり悟りの世界について説しています。一方金剛頂経は大日如来の真理を体得して、悟りを開くための方法について説いているます。つまり、両界はふたつでひとつといえるのです!
そのため、両界曼荼羅も必ず対で掲げられるようになっています。

前置きはここまでにして…
みなさん、多分教科書とか図説で見たことがある方も多いと思うのですが、こちらが!両界曼荼羅です。(公式サイトから画像をお借りしました)

金剛界


胎蔵界

見たことありませんか!?!?
わたしは大興奮でした。
だって、目の前に!あるんだもん!(歴史好きならなんとなくこの興奮がわかると思う)

しかもね、これ黒く見えるでしょ?
実は黒く見えるけど、紫色で染められてるんですって。
紫って、日本の歴史の中ではとても重要な色なんです。
みなさん、高貴な色って言ったら何色を思い浮かべますか?金とか、白とか?現代の感覚ではそこらへんがあがると思うんですが、日本の歴史において最も高貴な色とされているのは『紫』なんです!聖徳太子が考えた冠位十二階でも、1番上の位の冠は紫です。

そんな紫で!高貴な色で!ものすごく大きい曼荼羅が!2枚!染められてるの!!!!すごくないですか?本当に本当に大きかったんですこの曼荼羅。そもそも紫の染料ってなかなか昔は取れなくて、それゆえに染料自体がとても高価だったんですが、それを惜しみなくあんな大きい曼荼羅に…惜しみなく使うべし!というくらいやはり大切な宝物だということなのだと思います。胎蔵界も見たかったなあー…わたしは金剛界と胎蔵界なら胎蔵界の方が好きかな。

石野とも話したんですが、曼荼羅の前に立って曼荼羅を見上げると、なんだろう…何かよくわからない、不思議なゾクゾク感が込み上げてきたんです。あれはなんだったんだろう。

そのほかにも教科書でよく見る源頼朝肖像画などもあったり!最初から最後までワクワクが止まらない。(こちらも公式サイトより拝借です)

皆さん絶対一度は見たことある源頼朝

そして、最後のコーナーで彫刻、仏像のコーナーがあるんですが…これがまた圧巻なんです!!博物館だからこそできるライティングで、仏像の背景に伸びた影がまるでその仏像のオーラのよう。
写真が撮れるコーナーがあったので、そこだけ撮ってきました!

圧巻の存在感!!!

この…なんだろう…すごいですよねこの仏像私たちより長生きなんです。
私たちより長い間、この世に存在してるんです!昔の姿のままで。悠然として、堂々として…いやもう何度見てもすごい!
最後の仏像がズラーっと並んでるところも圧巻。あんなのなかなか見られない。

展示中に、建立1200年ですってサラッと書いてあるんですよね。1200年…1200年!?って何度もなりました😂想像できないような長い時間だ…1200年前からこんな技術が残されてるのか!と、驚きと感動で目がぐるぐるの1日でした。

関西に行く機会が少し後にあるので、どうにか予定をこじ開けて神護寺に行きたい!という欲がふつふつと湧いてしまうすごい展示の数々でした。
やっぱりわたし、日本史が大好きです!
最後に石野と2人でぱしゃり

ちょっと眩しかったのと、湿気高くて髪の毛大爆発の巻
石野のマスク跡もくっきり…

昔の人から学び、その感動を自分の中にしっかりと落とし込んで、芸の道励んでいきます!

長文となりましたが、お読みいただきありがとうございました✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?