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monochrome animals 音楽について

モノクロームアニマルズは、音楽NFTを取り入れたいと思い構想段階から取り組んできました。動物たちが楽器を持っていることから、各パートごとに分けた音色のバラバラの音楽を作り、それを組み合わせて一曲にするような、音楽のパズルを検討していました。
編曲は夫の担当なので、技術的には問題ないとのことでしたがそのバラバラを再現するのに、受け手は何の媒体を使って再現すればいいのかが分かりません。オンサイバーでの再現では、数曲同時にタイミングを合わせて音を鳴らすことが今現時点で難しいので、未だ検討中です。

聖者の行進

そこで既にパートが合わさった曲を発表することにシフトしました。誰もが知っている有名曲で著作権の切れた作品を使わせていただくことにしました。選んだジャズ曲は「聖者の行進」。ジャズクラブを舞台設定に据え、過去の英雄であるモノクロの動物たちが楽しく行進し入場してくるような想像をしました。まさにこれから始まる!というイメージにぴったりです。

抜粋(日本語意訳)
Oh, when the saints go marching in
Oh, when the saints go marching in
Lord, how I want to be in that number
When the saints go marching in

おお 聖者達が行進して行く
おお 聖者達が行進して行く
主よ 私もあの列に加わりたい
聖者達が行進して行く

プロモーションビデオには15秒にまとめたバージョンで作り、NFT作品はフルバージョンで制作しました。そして楽器を絵に描いた動物たちの持っているものでまとまるように音作りに配慮しました。
特にマリンバのソロ部分は印象的なので、ジャケットにも使用しました。

さてメインのテーマソングが決まり、JAZZの雰囲気の背景画も描けました。
そうそう、このNFTコレクションは、オンサイバーでまるで箱庭のように紙で組み立てたメンバーズと背景画、それに音楽を組み合わせて遊ぶメタバース用おもちゃを想定して作っています。なので背景画があるのです。
背景画はもう一種類描きました。これは、クラシック音楽を奏でる室内楽の舞台を想定して描いた趣のある作品です。

というわけで、次の音楽テーマはクラシック曲です。

音楽を担当している夫は、普段クラシックギターを楽しんでいて、クラシック音楽を楽しむアンサンブルに所属しています。
彼のバッハに対する思い入れはかなり長く、そして深いんです。ディスクリプションにも記入していますが、NFTとしてこんなにマッチするんだなぁ、と改めてバッハの懐の深さを思いました。

この曲に対する想い(Discription)


バッハ「G線上のアリア」 オリジナル編曲 各楽器みんなが主役。 一つひとつの楽器がお互いを支え合うバロック音楽の世界へようこそ! みんな異なる動きをしながらも全体は調和をしている、私の憧れる世界です。 バッハ作であるこのアリア。原曲は弦楽器(バイオリン、ビオラ、チェロなど)で演奏される曲ですが、他の楽器で演奏してみたらどんな世界が生まれるだろうか、と考え編曲しました。 アリアAriaとは英語でAirのこと。旋律、歌、声、空気、流れるもの、そこにあるもの、など訳し方はあなたの自由です。 さあ、聴いてみて下さい。 各楽器は異なる動きをしながらも、重なりそして融け合い、ひとつの大きな渦を生み出しています。または楽器たちが語り合って和気あいあいとしているようにも聴こえてきませんか? メロディパートだけではなく、各パートみんなが主役。 それらが融け合う世界。そうです。これがバロック音楽、そしてバッハの魅力なのです。 メタバースの向かう先が差異と調和の共存する世界でありますように。 

Bach's "Aria on the G String" Original Arrangement Each instrument plays a leading role. Welcome to the world of baroque music, where each instrument supports each other. This is the world I admire, where everyone moves in different ways, but the whole is in harmony. This aria is by Bach. The original is played by stringed instruments (violin, viola, cello, etc.), but I wondered what kind of world would be created if it were played by other instruments. Aria means "air" in English. It can be translated as melody, song, voice, air, something that flows, something that is there, or whatever you want to call it. Now, listen to it. Each instrument moves in a different way, but they overlap and fuse together to create one big vortex. Or does it sound as if the instruments are talking to each other and getting along harmoniously? Not only the melody part, but all the parts play a leading role. It's a world where they all blend together. That's right. This is the charm of Baroque music and Bach. I hope that the Metaverse will lead us to a world where difference and harmony coexist.


次の作品は、アメージンググレイス・そしてサティのジムノペディです。
作品についての思いやあれこれ詳細はこれから書きます!(執筆中)

そして今、オンサイバーで展示しているのでこれらについてもまとめを書きます…
個展、是非見に来てください!!(3月6日21時(JST)まで)

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