伊豆半島全体をホームタウンに掲げる理由
日本中を熱狂に包んだWBC。
社会人としてはダメだけど仕事も手につかない程、速報で結果を追い、やっと迎えた歓喜の瞬間にサッカーしかやらない自分でさえ喜んだ。
こんなこと言ったら物凄くおこがましいけど、WBCを見ていて改めてSS伊豆がやっている事は間違っていないと再確認出来た。
伊豆半島全体をホームにするなんて無理と何回も言われてきた。でもそこには明確な理由がありその答えは全部WBCに詰まってました。
普段はライバルチームで煽りあったり、ぶつかり合ってる巨人ファンや阪神ファン、日ハムファンやオリックスファンもみんな日本代表を応援するべく一つになった。勿論、普段はライバルの選手たちも。
確かに一つの市町に絞ってやった方が密着度、浸透度、その速度は確実に速い。
Jリーグを目指すチームならやはり速度、可能性が最優先されると思うけど自分たちは伊豆半島に必要と思う物を作る。だからそこは速さや難易度ではない。
この少子高齢化や過疎化が深刻に進む伊豆半島において地域間交流は必要不可欠。この状況を打破するには隣接する市町が手を取り合うことが必要。
でも昔から良く言えば地元愛が強過ぎて、悪く言えば縄張り意識が強過ぎて、交流は中々頻繁に行われていないのが実情。
だから自分たちはWBC日本代表が日本を一つとした様に伊豆半島のシンボルチームとなりサッカーを使って、この伊豆半島のみんなを繋げる架け橋になる事がミッションであり、存在意義。
そしてヌートバー選手。
日の丸を背負い魂込めて国の為に戦ってくれた姿に多くのファンが出来ました。
僕らで言えばそれは伊豆半島以外の出身選手たち。ルールにもよるけど国を背負えるものはその国で生まれ育った人たちだけじゃない。伊豆を背負い戦えるのも伊豆で生まれ育った人たちだけじゃない。
地元愛が強いからこそSS熱海やSS下田とかじゃなく、その強烈な地元愛溢れる熱海の人も下田の人も応援出来るSS伊豆にした。
地域愛が強い伊豆半島においてシンボルチーム、"伊豆半島代表"となるのはそんな簡単なことじゃない。
でも簡単なことだったらもうとっくに誰かがやってるし、社会的問題も様々な協働企画が行われここまで深刻になってないと思う。
今日もスポンサーのお店でWBCの話題になった。
全く話した事もない、顔も見た事ない人と笑顔で日本の優勝について話した。昨日のWBCがなければ絶対に話す事なかったであろう方と話をした。
これを伊豆半島でサッカーを通じて、地域の方々の笑顔を繋げる。
スポーツの力は偉大。
こんなにも多くの人の感情を動かす事が出来る事は他にないと思う。
そして国や地域を代表し戦う意味。
こんなにも多くの人たちを一つに出来る事は他にないと思う。
子供たちに夢を
伊豆の方々に感動を
自分たちは誇りを。
何度無理だと言われても。
何度不可能だと言われても。
伊豆半島がホームです。
僕たちSS伊豆はスポーツの持つ無限の可能性を頼りに常識を変える、地域を変える挑戦を続けます!
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