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地域創生学群12期生のみなさん、卒業おめでとうございます!

今日は僕の勤務先である北九州市立大学の学位授与式。
大学全体での式典を終えたあとは学部ごとに分かれ、大教室にて学位記の手交式が実施された。
そこで、うちの学部では毎年全教員から卒業生に向けてひとことずつお話しをすることになっている。
今回は僕から卒業生たちに伝えた内容に少し脚色しつつ、文章化しておこうと思う。

みなさん、卒業おめでとうございます。
そして、みなさん、ありがとうございます。
この地域創生学群の教育に携わり、皆さんと試行錯誤の日々をおくれたおかげで、その考え方を我が家の子育ての場面に還元できたし、息子たちも順調に育ってくれているからこその感謝です。

この時期になると、毎年のように、嬉しさと寂しさが入り混じる複雑な気持ちになりますが、今年はとくにそうです。
うちの二人の息子たちが揃って旅立ってしまうからです。
卒業するみなさんと同様、新たなステージで頑張ってくれるのを期待する気落ちは強いんだけど、やっぱり寂しいもんは寂しいですよね。そして、家族4人で生活をしていたのが、夫婦2人での生活になってしまうという、ちょっと想像がつかない状態にもなることだし 笑

さて、みなさんはコロナがはじまったタイミングで入学したため、当初から色々と大変だったと思います。地域活動等に強い興味関心を持ち、地元をなんとかしたいという想いをもって入学したにも関わらず、思い描いていた大学生活や各種地域活動ができない日々が続いたことで、精神的にも辛い面があったと思います。
そんな中でも、折れることなく「なければ、つくればよい」の精神で、試行錯誤しながらコロナ禍でも可能な活動の方法を模索し、実行に移し、さいごまでやり切れたのではないかと思います。もちろん、消化不良な部分もあったかもしれないけど、この状況下にも関わらず、歩みを止めずに試行錯誤しながら動き続けることができたってことは、素晴らしいことなので、自信をもって社会に出て欲しいです。

これからの時代については、色々言われていると思いますが、みなさんたち若い世代にとってはチャンスの時代だと思っています。
デフレ社会からインフレ社会への移行とか、供給制約社会の到来とか、要するに優秀な若者は色んな意味で条件のいい職場や仕事を選び放題だっていうことでもあります。
いままでの時代以上に、常に挑戦の一歩を踏み出し続けながら、自己成長のために学び続け、自分自身の幅を広げ続けることができれば、年齢なんか関係なく、若いうちからどんどんチャンスが舞い込んでくる時代になると思います。

だからこそ、この地域創生学群での学びを活かして、社会に出てからも頑張って欲しいと願っています。
君たちなら、それが普通にやれると思います。

あらためて、卒業おめでとうございます!

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