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チーム内コミュニケーションの捉え方について

今回はMIT組織学習センターの共同創始者であるダニエル・キムさんによって提唱された「成功の循環モデル」のファーストステップとして掲げられている関係の質に通ずるものがあるんじゃないかと思うことについて書いてみようと思う。書こうと思ったきっかけは最後に。


チーム活動あるある

地域創生学群では入学してすぐに1年生だけで5-6名のチームを組んでFMの番組制作を行うという初年次の実践教育メニューを開設当時から続けている。
そこで毎年のようにみられる光景が、超仲の良いチームと険悪な雰囲気のチームというチームワークの良し悪しに関する二極化。
少し極端な言い方だけど、けっこうそんな感じになることが多い。
そして、それとは別に、地域での実践活動を1-2年生の合同チームでおこなうっていう実習を必修科目にしているんだけど、そこでよく出てくる話として、チームメンバー全員で仲良くやりたい的な内容が結構ある。また、MTGの場面で衝突を恐れたり、雰囲気壊すことを恐れたりすることで、何か違和感があっても言えないってパターンもよくあるようだ。
そのたびに学生たちに伝えていることがある。

原点に立ち返ることで見えてくるものとは

そもそも何のために君たちは実習をしているのか?
各実習が掲げた目的のためにやっているのでは?
そこに向けた手段として色んな活動をやっているのでは?(個人としては自身の学びや成長のためだけど、今回そこは置いておいて)

だから、そのことをチームメンバー全員が同じレベルで深く理解していることが重要であって、それができていれば、メンバー間の仲がいいとか悪いとか関係ないし、なんならバチバチでも構わない。個々がその目的を強く意識した上での意見をぶつけ合うのであれば。そして、自分の意見が採用されるかどうかにこだわるパターンとか、へんなプライドから意地を張るパターンとかでなければ。
もちろん、仲がいいに越したことはないけど、そこを最初に持ってくるのは多分違うと思っている。
仲良しごっこではないので。

十人十色を前提として個々が意識すべきこと

そもそも人にはそれぞれタイプがある。他者との関係性という局面においては、例えば、社交的か否か、感情を表に出すタイプか否か、等々。
そして、それはあくまでも個々人の特性であって、長所短所ではない。
チームの一員として求められる大事なことは、目的の理解度、戦略や戦術の理解度、それを実現させるために自ら考え行動する力だと思う。これらを一言で表すと、リーダーシップってことかと。

ただ、それを発揮するために、個々に求められる(足りていないという意味で)ことは、聴く耳をもつことの場合もあるし、ものごとを割り切るチカラの場合もあるし、相手のことを考える力の場合もあるだろうし、行動に移す勇気の場合もあるだろうし、他の要素の場合もあるだろう。

そして、そうした部分の改善ができるか否かは、本人による気づき、もしくは他者からのアドバイスをもとに、自ら変えようとアクションできるかどうかにかかっているし、それができれば劇的に変われると思う。

このことは、チームスポーツにおいても全く同じ。
ということは、多くの学生の皆さんも、このことを経験済みのはず。
だからこそ、その経験を現在進行形の活動に活かしてほしいと思ってる。別物とは思わずに。

さいごに

さて、なんで今回このネタというかタイトルにしたかというと、これまで次男みずきのサッカーをみてきて、彼に足りないのはとくにこの部分だと思っていたから。これから更に高いレベルでサッカーを続けていくならば、絶対に必要な部分だし、それがないと話にならないから。とにかくピッチの中で、プレーだけでなく、声(要求、コーチーング、鼓舞etc)の大きさと質にもこだわって欲しいなと思って。幸いお世話になってる方々からの助言で本人も少しずつ意識するようになったみたいだけど、まだまだ全然足りないと思うので。これから先の彼にはそういう割り切りが必要。
以前、レベルの高いアマチュアとプロ選手だと技術面ではさほど変わらないけど、コーチングの質、声かけの質が圧倒的に違う、みたいな話をきいたことがあるし。

全てはチームの勝利のため。どんな環境・状況でも、常にチームを勝利に導くゴールを決めるようなエースストライカーであって欲しい。そういう断固たる覚悟ってやつを強烈に持っていて欲しい。彼にはできると思うし、彼はそういうタイプだと思うから、信じてる。
なんか、いつの間にやら話がそれちゃったけどw


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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