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【経験学習】主体性の源泉@cafecausa

この社会勉強を始めて丸1年が経った。
ほんといつの間にって感じ。早いもんだな。
以前も書いたけど、causaのカウンターに立つようになって、家族で訪れる機会が増えたし、自ら行く機会も増えた気がする。そして、そのときの視点がいつの間にか変化していることに最近気づいた次第。そのことを通じて色々と考えた。
今回は、そんなお話。


地域活動を通じて得た感覚

僕はいわゆる「まちづくり」と「人材育成」に関わる仕事をしている。
本業である北九州市立大学地域創生学群では、地域の再生と創造を担う人材の育成を目的に、実践と理論の両立を図ることを教育理念として、さまざまな実践活動を通じて成長を促し、地域に新陳代謝を起こす若い人材を世に出し続けるべく、日々奮闘している。だから、自らも積極的に街にでて、さまざまな挑戦をすることを意識して、ここ20年のあいだに地道にやってきたつもり。実践活動をする学生のサポートをするためには、自分自身がやっていないと説得力がないと思ったから。
そんな経験を通して10年前くらいにふと気づいたのが、地域に関わらせていただく際の僕の流儀みたいなもので、一言で表現すると、こんな感じ。
「家族総出で街に入り込むスタイル」
背景については、また別の機会に書こうと思うけど、こうすることで、自分にとって圧倒的なHOME感が得られる。そして、家族の理解も得られる。子どものためにもなる。ってことに気づいた次第。
住んでいる街でなくとも、我が街っていう感覚になる。
だから、居心地がすごく良くなるし、どんどん人にオススメしたくなる。

インターン学生の表現から見えること

地域創生学群では2015年度から地域創生学群チャレンジプログラムという3年生向けの超実践的プログラムをスタートさせ、僕はその担当をずっと続けている。その1つにリアル就職プログラム(いわゆる、長期インターンシップ)があり、そこに挑戦する学生は、5ヶ月間・週3〜4日のフルタイムインターンシップに従事している。インターン期間中には外部のサポートもいただいて1ヶ月後と3か月後、終了後に3回の研修を実施し、そこでは徹底的な振り返りと経験の言語化をおこなっている。そこで発表する学生たちの表現の変化から見えることがある。
1ヶ月後研修のタイミングだと、受入先企業名にさん付けをして表現することが多いんだけど、最終報告会ともなると、ほとんどの学生がインターン受入先企業のことを「うちの会社では」とか「うちでは」と呼ぶようになる。
これが何を意味しているか。
なぜこうなったのか?
長期間のインターンシップを通じて、学生自身が、お客さんから当事者・身内になったからこそ、そういう表現に変わったんだと思う。だからこそ、仕事に対する向き合い方も変化するし、当然それはアウトプットにも変化をもたらすことになる。

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causaでの社会勉強でも同じことが

最近ではほんとにわざわざ金曜日をめがけてcausaに来てくださる友人・知人・教え子たちが増えていることを実感しているので、嬉しく思っている。
そして、同じような変化が我が家でも起きている。この1年で、嫁さんがcausaに来てくれる機会が圧倒的に増え、家族で訪れる機会も増え、僕自身が行く機会も当然増えた。ある意味、僕が先発隊として定期的に通いはじめ、そこに家族を自然な形で少しずつ巻き込むことで、結果としてうちの家族みんなにとってのHOME感が芽生えてきているという感じかな。
まさに、家族総出で入り込むパターン。
その一方で、僕自身の心境の変化として、この店のこと、場のことを人に伝えたい、発信したいという思いが以前よりも強くなったことが挙げられる。このnote記事もそうだけど、いろんな場で話すようになったし、月替わりのメニューとかもちゃんと食べた上で発信しつつオススメしたいって思うようになった。週1回とはいえ、ガッツリ中に入って多くの時間を共有することで、今までとは違った形での愛着も湧くし、色んな良さもわかるから、それを自然と周りにも知ってもらいたくなる感覚。「ファンベース」でいうところのコアファンのレベルかなw
そして、僕にとっては、完全なるHOME感がある。

主体性の源泉

以上3つのエピソードから考えられること。
色々なシーンがあると思うけど、その環境において人が主体性を発揮するようになれるかどうか、そのベースにあるのは、その環境にガッツリ入り込むことができているかどうかってことなんだと思った。そして、その場所や環境が自分の居場所だっていう風に思えるか。そこに圧倒的HOME感を感じられるかどうか。
その境地に至ることで、その環境における主体性が発揮されることになるんだと思った。

今回も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今宵も、うちの店でお待ちしておりますwww


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