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#6 【1日10分で学ぶLP制作の基礎知識】ランディングページの基本的な制作工程について

ランディングページ制作工程の全体像について

ランディングページは、自分の手で頑張って作らなくても、制作会社にお金を払って依頼すればどんなものでも制作してくれます。

ですが、もし初めてランディングページを作る場合であれば、ある程度ランディングページの作り方について予備知識を持っておくといいでしょう。

なぜなら、ランディングページがどのような制作工程を経て作られているのかを知ることで、実際に依頼する前にその会社の長所や短所を把握することができますし、制作を進めている間もこちらから適切なディレクションをすることができるからです。

ランディングページの制作工程は、大きく分けると以下の通りとなります。

制作工程

このように、ランディングページの制作工程は大きく分けて5つあり、どの部分まで作業対象とするかは各制作会社によって異なります。

制作会社に依頼する際は、このようにランディングページの作り方をあらかじめ踏まえた上で、カバーしてくれる作業工程と料金が妥当なのかを検討するとよいでしょう。

こうした工程を全く把握しないで制作会社を決めてしまい、相場よりもはるかに高い金額で制作を依頼してしまったという話はよく聞くため、注意が必要です。

各制作工程において注意するべきポイントとは?

それでは、ランディングページの制作工程において、事前に意識しておくべきことを解説します。

STEP1:リサーチ 
どのような人に、何を訴求して、どんな行動を起こしてもらうのかを明確にする

ランディングページを制作する前に行うべきリサーチには、様々な方法がありますが、中でも一番先に決めておきたいのは、全体の方向性です。

・どんなターゲットに向けて作るか?(ターゲット)
・どんな内容を訴求するのか?(訴求点)
・ユーザーに何をしてほしいのか?(コンバージョンの定義)

これらを先に決めずに作り始めても、何一ついいことはありません。

「誰でもいいから商品やサービスを購入してほしい!」などとつい欲張って、ターゲットをどんどん広げていくと、ランディングページのデザインも内容もボケたものになってしまうからです。

そのため、どんなターゲットでも100%取り込むことのできるランディングページを作るというのは、ほぼ不可能です

もし対象としたいターゲットが多いのであれば、その都度新しく別のランディングページを作る必要があります。

どんな人でもウェルカムという気持ちではなく、狙った獲物は離さないという意識でリサーチを進めていきましょう。

STEP2: ライティング
訪問者の悩みや欲求に応えるコンテンツを配置する

リサーチが進めば、おのずと自分の商品やサービスを求めるお客さんの悩みや欲求が見えてきます。

あとは、いかに自分の商材がそれらの悩みを解決してくれるのかをライティングをしながら説明していくことになります。

ランディングページの基本的な文章の書き方については、コピーライティングという分野を学んでおくことで、論理的に筋の通ったものを表現することが可能です。

決して自分の商品に関して自慢ばかりしたり、実績だけを示そうとしたり、読む人の立場に立っていない文章を書くことはやめましょう。

ランディングページの文章作成は多くの方が悩む部分ですが、基本的な考え方としては、いかにお客さんの立場になって、その悩みを解消してあげることが大切です。

そのためにどのような流れで文章を書いていけば良いのか、具体的に何を書けば良いのかについては、ぜひコピーライティングを学んで実践してみてください。

STEP3: デザイン
競合他社と一瞬で差別化できるようなインパクトの強いデザインを作成する

リサーチが終わり、ライティングまで完成をしたら、次にデザインを施していきます。

ここで注意することは、デザインを施す会社に対して、事前にこちら側の制作イメージを伝えることです。

うまくイメージを伝えることができていないと、スタイリッシュな商品なのにポップな印象のランディングページになってしまったり、真面目さを伝えたいのにおちゃらけた雰囲気のページを作られたりしてしまうからです。

もちろんデザインに関して、発注者側が明確なイメージを最初から持つことは難しいです。

ですが、参考となりそうなイメージのランディングページを伝えておくことで、デザインの食い違いを避けることはできます。

例えば、「ランディングページ まとめ」や「ランディングページ 制作実績」などで検索をすれば、これまで様々な会社やデザイナーが制作してきたランディングページが掲載されているまとめサイトがありますので、こういったページからイメージに近いものを探しておくといいかもしれません。

デザインは感覚の世界だと思われがちですが、実際にはリサーチを通じてのターゲット設定や、商品のコンセプトに応じて、論理的に決めていくことが可能です。

そのため、相手の感性に任せたりせずに、こちら側から積極的にデザインの要望を出していきましょう。

STEP4: 広告運用
無駄な広告費が流出しないように、的確なキーワード収集と広告文作成で運用

デザインまで完成したら、いよいよランディングページを世の中に送り出し、集客を始めていきます。

具体的な方法としては、キーワード検索広告として出稿したり、Facebook広告などSNSで露出してみたり、メルマガを運営しているのであれば、その読者に向けて配信したりします。

ですが、ここで大切となってくるのは、広告の打ち出し方です。ただ単純に広告を露出しても、無駄な広告費だけが流出してしまい、想像していたような結果が出ることはありません。

たとえどれだけ素晴らしいランディングぺーじを持っていたとしても、広告の出し方ひとつで成果がゼロになる可能性もありますので、十分気をつけていきましょう。

STEP5: 分析・改善
運用結果を集計して、次の打ち手を考えていく

ランディングページを広告出稿した後、必ずやるべきことが、その広告の結果データを集計して、次の打ち手を考えるための判断材料にすることです。

ランディングページは、一度広告出稿したからといってそこで終わらず、繰り返し分析と改善を繰り返していく必要があります。

この過程のことを、LPO(ランディングページ最適化)といいます。

制作会社によっては、このLPOをサービスとして専門で扱っているところもあります。

いずれにせよ、LPOを通じて、ランディングページでの集客効果をより高めていくことで、望む結果を手にすることができるようになります。

ランディングページは制作会社に任せっきりだといいものはできない

以上、簡単にランディングページの制作工程について解説をしてきました。

ランディングページは、縦長1ページだけでのシンプルなものだと思われていますが、どんな情報でもありったけ詰め込んで良いわけではありません。

しっかりと売上と利益に直結する情報が何なのか、またリサーチを元に浮かび上がってくるお客さんの心の声は何なのか、について頭と足を使って材料を集めなければいけません。

もちろんリサーチからライティング、デザインから広告運用まで、お金さえ払えばすべて丸投げでもやってくれる会社は沢山あります。

ですが、そうした会社に対して受け身でランディングページを作ってもらうのではなく、こちら側から積極的に様々な提案や要望を出して、より良いページを作ってもらうように働きかけることが大切です。

最終的に、ランディングページに掲載する商品やサービスを提供するのは、制作会社ではなく自分自身です。

だからこそ、依頼先の力を借りながらも、決して受け身になったりせず、自分の事業に対する信念や情熱がしっかりとページに反映されるように努めていきましょう。

本日のまとめ

というわけで、本日の話を1枚のカードにまとめました。

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