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8月30日になったころ

虚しい。私はたくさん本を読んだわけでもないのに読んだような顔をして、音楽が得意なわけでもないのにいかにも音楽家のような顔をして、花の美しさなど分かったこともないのにさもそれらをこの世の劇物のように扱ってみたりして、1日いちにちを過ごしている。

仮面の自分と馬鹿な愚かな自分の境目など、もう無い。どれが本物かも分からない。この先今のように強がらずに、生きて行けるかって、そんな保証もない。


生きて、何をしたい?


美しいものを愛でているだけでは生きていけない。小さな幸せなど、その場限りの幸福の埋め合わせにすぎない。永遠に続く幸せと、人間関係がほしい、繊細な文を紡ぐ方々とずっとずっと一緒にいたい。

誰かを変えられるほどのちからが欲しい。

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