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祝王─HOGUOH─【日本編】

〈勝者は山の日ダァーッ!!決まり手は地獄山脈投!海の日の頭蓋を粉砕したァ!第444回祝王決定戦、栄冠はどの日に輝くのでしょうか!!〉

地下666mの地下闘技場。大蛇がロープ代わりのリングで最強の祝日─祝王─を決める戦いの火蓋が切って落とされた。参加資格は国民の祝日であること。ルールは生死を問わず最後に立っていた方が勝利。無論、頭を潰したって構わない。

そして今入場してきた象にゴリラを貼り合わせたようなデカブツが現祝王─元日。右手のカドマツ・ランスと、左手のシメ・ウィップを得物に戦うバケモンだ。ヤツは通算443回防衛を果たし祝王の名を欲しいままにしている……今日までは。

〈オマチカネ!次は元日VS……!?こんな祝日はない!〉

「俺は斉藤キネン!人類初の祝王になる男だ!」

俺はサマーソルト入場を決める。観衆たちは招かれざる客の登場に怒号を飛ばし会場の混沌は極まった。その中俺と元日だけは静かにお互いを見つめていた。

次の瞬間─

(続く)

#逆噴射プラクティス #逆噴射小説大賞 #日が死ぬ

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